24日(水)、オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社(OpenWP)は、湘南台地区での地域WiMAXサービス提供開始に向け、総務省より無線局の免許を受領したことを明らかにした。同社は2009年秋の事業開始を目指す予定。


 サービス提供範囲は、湘南台とSFCを結ぶ地域及びその周辺。同社はSFC研究所アンワイヤード研究コンソーシアムとの協働を推進していくとし、地域WiMAXはSFC生の研究を支える強力なインフラとしても機能すると予想される。
 WiMAXとはWorldwide Interoperability for Microwave Accessの略称で、次世代高速無線技術のこと。WiMAXの周波数帯の一部を市町村単位で割り当てたものが地域WiMAXであり、事業者には地域の公共の福祉の増進を図ることが前提として求められている。同社では地域内に基地局3局を配し、地域WiMAXによるワイヤレスアクセス事業の新たなモデル構築及び技術発展を目指すとしている。
 昨年のORFでは、同社の設立をSFC研究所やインテック、J:COM、ブロードバンドタワー、ワイドリサーチら出資母体各社が発表。当初は今年4月からの地域WiMAXの運用を目指していた。