自治会費はどうなる? 全塾協議会選挙、1月に再選挙へ
7日(月)-11日(火)にかけ行われた全塾協議会事務局長・次長選挙が規定の投票率に達せず、不成立となったため、再選挙を実施することが決まった。次回選挙の日程は来年1月12日(火)-15日(金)の予定。SFCの投票場所は前回同様α館前、各日10:30-16:45に投票できる。
全塾協議会は、塾生全員から集めた学生自治会費を参加団体に配分し、各団体の代表を承認するなど、学生の自治活動に関わる基本方針を決定する委員会。学生自治会費は学費の中に750円分含まれ、総額はおよそ2,000万円にのぼる。
事務局長・次長選挙は、塾生全体の10%が投票しなければ成立しない。近年の投票率は、2006年10.03%、2007年10.06%、2008年13.1%と、投票率が低迷していたが、今年の投票率はそれを下回る9.3%で、ついに不成立となった。特に、今年のSFCの投票率は3%と、他キャンパスを大きく下回っていた。
次回の選挙も投票率が10%を下回り不成立になった場合、全塾協議会が消滅することになる。その場合の学生自治会費の行方は未定だが、三田祭や矢上祭などの公式行事の廃止、学生団体の公認の抹消による交付金授与の中止などの可能性もあり、体育会の部費は3倍になるという情報もある。
SFCには、全塾協議会から湘南自治会を経由し、新歓活動などに対して自治会費が配分されている。自治会費は、所属キャンパスに関わらず全ての塾生から自動的に徴収されているが、現在SFCに配分されている額は少ない。
近年全塾協議会には、このキャンパス間格差を是正する動きが少しずつ出始めており、予算の増額などの動きもある。しかし選挙が不成立になれば、この動きも止めてしまうことになりかねない。選挙管理委員会は「SFC生は現状は自治会費を払い損している」とコメントし、現在自治会費の還元をあまり受けていないSFC生こそ積極的に選挙に参加すべきと、選挙への参加を呼びかけている。