メディアの壁に新しい緑の風景。これは「グリーンカーテンプロジェクト」によるものだ。全国で節電が求められるなか始まった、SFCのあたらしい節電プロジェクトである。今回はグリーンカーテンプロジェクトの代表と、その活動を後押しするSFC Green Campus Project学生委員会(以下GCP学生委員会)の代表にお話を伺った。


 最初にグリーンカーテンプロジェクトの代表、佐藤ちひろさん(環2)にお話を伺った。

建築の知識を生かして社会に貢献

私たちは建築を学んでいる研究室の学生で、普段から環境問題に向き合っている訳ではありません。しかし、建築はハードを作ることで、社会を良くしていくためのものだと考えています。
 節電と美的効果が共存するグリーンカーテンを運営していくことで、学生同士がつながりを築いていくことを目指してグリーンカーテンプロジェクトを始動しました。

twitterを利用して、学生同士が「ゆるく」つながる

いま声高に謳われている節電は、熱中症患者の増加や都市機能の制約など、多くの問題を引き起こしています。
 企業による電力消費の制限は経済に大きなダメージを与えていますが、私たちが行う節電もまた、様々な人に負担をかけています。このような大きな影響を及ぼすことを、他人任せにすることはできません。
 そこで私たちは、学生全員で計画に取り組めるようなシステムを考えました。twitterで学生同士が「ゆるく」繋がり、「気が向いたら水やりをする」という状況が生まれることを目指しています。

1日に2-3人が水やりに参加、twitterのフォロワーは50人!

現在グリーンカーテンプロジェクトのtwitterアカウントには50人ほどのフォロワーがいて、そこから1日に10人ほどの学生が水やりに参加してくれたこともあります。1日の水やりは朝夕2回などで、1日平均2-3人です。成長を見るのが楽しい! などグリーンカーテンへの賛同、ご意見などいただいています。
 また、三田で行われている打ち水プロジェクトとも、広報やノウハウのやり取りなどの面で今後協力していければと考えています。

SFC生に向けてのメッセージ

節電の主役はあなたです。一緒に気楽にグリーンカーテンを育てて、節電の夏を涼しく乗り切りましょう!
 @GreenCurtainSFC をフォローしてください!

続いて、プロジェクトを後援するGCP学生委員会の代表、村上阿子さん(環3)にお話を伺った。
 GCP学生委員会は、学生・事務・教員の三者が連携して、SFCの環境に対する貢献度を高めることを目的として活動している団体である。毎年環境報告書を発行している他、キャンドルナイトなどのプロジェクト支援や、ORFやエコプロダクツ展などのイベントへの出展を行っている。

GCPがプロジェクトを支援するまでの経緯

私たちSFC Green Campus Project学生委員会では団体紹介の文にもあったように毎年1回の募集を行っております。
 採択されるprojectは、プロジェクトによるSFCへの環境効果(キャンパスの環境負荷低減・啓発効果等)の評価指標も合わせて決定されることとなっています。可決されたプロジェクトに対しては、教員や学生委員会からアドバイスや協力、最大10万円の支援、事務からのアドバイスや支援などが1年を通して行われます。
 また現在、GCP学生委員会では新規メンバーの募集も行っている。下記のアドレスからお問い合わせいただきたい。