SFCメディアセンターは17日(火)、デジタルカメラの新機種貸出を開始した。新機種はSONYα65で、スポーツの撮影にも使える秒間10コマの連写性能や有効約2430万画素の高画質が持ち味だ。64GBのSDXCメモリーカードがあらかじめ挿入されており、多くの写真や動画を記録することができる。

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 実際に使用してみた感覚としては、”一眼レフに限りなく近づいたデジタル一眼カメラ”である。

 α65は一眼レフカメラではないため、ファインダー内が液晶モニターとなっているが、極めて精細で不便を感じさせない。それどころか、水平器が表示されたり、顔認識の四角い枠も表示されるなど光学ファインダーにはない利点もある。

 また、透過ミラーを採用したことにより従来の一眼レフカメラよりもレスポンスに優れ、秒間10コマの高速連写に対応している。その他にも、フルハイビジョン動画機能、パノラマ写真が簡単に取れるスイングパノラマ機能など機能が満載だ。

 その一方で、実際にミラーが動いているわけではないため、シャッタースピードにかかわらずシャッター音が一定であったり、起動が少々遅いなど一眼レフユーザーからすると違和感を感じる点があることも事実だ。また、貸し出されるレンズは標準ズームレンズの18-55mmのみであり、望遠レンズはないという点は少々残念だ。

 ただ、従来貸し出されていたカメラと比較すると飛躍的な機能向上であり、入門機でありながら上位機種に肩を並べる注目の1台だ。

 AVコンサルタントによると、前機種は3月末で貸出が終了したが入荷が遅れたために期間が空いてしまった。またカメラ本体から直接USBで取り込む場合、本体にある程度の充電量が必要であるため注意してほしい、とのことだ。

 α65は現在10台程度で回しており、人気で品薄状態とのことなので、使用してみたい方は早めにAVコンサルタントに行ってみよう。