4月21日に開催された、セキュリティ技術の高さを競う大会「Hardening Zero」にて、武田圭史研究会のチームがグランプリを受賞した。


 Hardening Zeroは、2004年4月に発足した非営利の任意団体であるWeb Application Security Forum(以下、WASForum)が主催しているセキュリティ大会で、セキュリティ技術の高さを競う。チーム対抗で行われる本大会は、各チームが商品やサービスの販売を行うECサイトの運営を担当し、サイトの脆弱性発見や、運営者側からのサイバー攻撃への対処をし、最終的なサイト稼働率やサイトの売上、セキュリティの解決速度を競う。
 また、本大会では、セキュリティ技術のみならずWEBサイトの運営力を問う。ECサイトの利用者という役割を設け、サイトに関する問い合わせを行った。問い合わせへの対応も迫られ、実際のWEBサイトを運営するさながらの環境の元、競技を行う。
 今回グランプリを受賞したのは、中島明日香さん(環4)をリーダーとする、武田圭史研究会所属のチーム「パケットモンスター」。メンバーはリーダーの中島さんの他、武田圭史環境情報学部教授、金井瑛さん(09政・メ修)、重松邦彦さん(12政・メ修)、鴻野弘明さん(環4)、中安恒樹さん(環3)。事前の書類選考で選出された8チームで競われた決勝を見事勝ち抜いた。

武田圭史環境情報学部教授のコメント

 研究室から出場したチームがこのような実践的な大会でグランプリを獲得できたことを大変うれしく思います。これは各メンバーが日頃から研究室の中の研究に留まらずそれを実際の社会でどのように適用していくかということを意識し実践してきたからこそ達成できたのだと思います。情報セキュリティ分野でのこういった競技会はますます活発になってきていますので今後もよい結果が残せるように武田研究室の学生達と共にがんばりたいと思います。