18日(水)、原子力委員会委員長代理の鈴木達治郎氏が来校する。鈴木氏は、5限、κ23で開講される「科学技術とジャーナリズム」(原淳二郎講師担当)の第14回講義内でゲストスピーカーとして登壇される予定。履修者以外も聴講も可能だ。


 鈴木氏は、「原発推進」でも「脱原発」でもなく、「減原発」という第3の道を主張し、2010年に委員長代理に任命された。「減原発」とは「脱原発」のように即時の原発停止を求めるのではなく、現状の施設が老朽化するまでの使用を認めつつ、新たな増設はしないという考えである。より緩やかな原発依存からの脱却と言えるかもしれない。



 講義は、学生からのQ&Aをメインに行われる予定だ。原講師曰く、「鋭い質問からも、彼は決して逃げない」とのこと。原発に関して、専門家に疑問や意見をぶつけられる貴重な機会だ。履修者以外の聴講も歓迎するとのことなので、興味のある人はぜひ出席してみよう。