キャンパス内にいくつか設置されている喫煙所。授業の合間には一服したいSFC生が多く集まる。喫煙者だけでゆっくりくつろげるスペースだが、足元には吸い殻が目立っていた。タバコは吸わない記者だが、その現状を特捜した。


 喫煙所の中でも特に広々しているのがラウンジ上のスペース。鴨池を望むことができ、のんびりできる場所。また休み時間にも多くの人が集まっている。

 今回、このラウンジ上の喫煙所を夜に訪れた。足元を見れば、すぐに吸い殻が落ちていることに気づく。この日は1-2メートル置きに4,5個落ちている状態だった。

吸い殻



 SFCの清掃担当者に話を聞いたところ、「SFC内で毎日80-100本のタバコの吸い殻が集まっている。また、歩きタバコをしている人を時々見かけるので、注意することもある」とのこと。清掃は頻繁に行っているものの、人が多く集まる学期末等は特に目立つそうだ。

 利用する喫煙者の中でも、吸い殻が気になるという声が聞かれる。また、ある喫煙者に話を聞いたところ、「ポイ捨てする人がいるのを分かっているので、それが他の喫煙者の肩身を狭くする要因になっているのではないか」と心配していた。

 また、喫煙所の構造にも疑問がある。喫煙所を示す地図では、ラウンジ上のスペースが喫煙所として指定されているが、灰皿は奥に二つしかない。全域が喫煙所として利用されている現状を鑑みると、灰皿の数を増やす事も解決策の一つだろう。

灰皿



 喫煙所はタバコを吸う為の場所。吸い殻が散らばってしまえば、快適に利用できない上に、清掃の手間がかかったり火の元の問題が発生したりする。各喫煙所には灰皿があるので、それを正しく利用しつつ、快適に喫煙してほしい。