今月11日(月)、教育支援システムが刷新され、ウェブ公開される予定だ。学生証裏面シールの交付方法や、時間割表の公開方法など、学生が各種手続きを進めやすいように改良されたとのこと。また、新学期ガイダンスWebというサイトが新設され、新学期に関する情報がわかりやすくまとめられる予定だという。

 今回、これら刷新された点について、湘南藤沢事務室に話を伺った。


 今回、これらの刷新点について、学事担当課長の中峯さん、学事担当の倉橋さんに話を伺った。


–具体的にどのような面で変更がなされましたか。



 まずはじめに、学生証の裏に貼る在籍確認シールの交付方法が変更されました。これからは保証人宛で郵送されることになります。いままでは在籍確認シールの交付を4月上旬に湘南藤沢キャンパス内にて行なっていました。

 しかし、学生の中には、なかなか当日にキャンパスに向かうことが出来ない人もおり、在籍確認シールの交付が滞りがちな現状がありました。そこで在籍確認シールを郵送することによって確実に学生側に届くことが出来るようにしました。

 次に、時間割の公開方法を統一しました。今まではウェブ上での公開に加えて、紙媒体で学生に配布していましたが、これからはウェブ上でのみ公開するように変更します。

–この変更にはどのような意図があるのでしょうか。



 学生側のメリットとして、今まで4月の新学期書類配布時に一緒に渡していたのですが、ウェブ公開にすることによって約3週間ほど早く公開されるようになります。そのため、学生は同時に公開されるシラバスを使って次の学期の授業の計画をすぐに組むことができるようになります。

 今までは在籍確認シールの交付と同じ時期に紙媒体で時間割表も配布していました。しかし、SFCではネットを利用して時間割を確認する学生が多く、紙媒体でなく、ネットでの公開をより充実させることが学生にとってメリットだと考えました。

 この変更は現在SFCに入学している学生及び、新1年生に対しても有効です。ウェブ公開に統一した要因として、時間割表冊子を学生分用意しても取りに来る学生が少なく、秋学期の場合、半数程度の冊子が余ってしまう現状がありました。それらの冊子は最終的に紙ゴミとして廃棄されてしまうので、資源の無駄使いとしても問題でした。

–ウェブ版時間割表の特徴について教えて下さい。



 ウェブ公開に統一するにあたってウェブ版の時間割表をより充実させました。主な変更点として、英語開設科目(以下GIGA)の授業とそうでない授業の判断がよりスムーズに行えるようになりました。

 今まではGIGAの授業かどうか判断するときは時間割からシラバスのページへアクセスしてそこで判断する必要がありました。今回、判断する手段として、赤い*印が付いている場合はGIGA科目として時間割表ページ上で判断できるようになりました。GIGAを取りたい学生はこれを逆に利用して手早くGIGA科目を判断することが出来るようになります。

 他にも、表示言語を日本語から他の言語に切り替えることが容易にできるようになりました。SFCでは留学生も多く、利用していただければと思います。

時間割



 更に、時間割表ページから、三田や日吉といった他キャンパスの講義情報も確認できるようになりました。これによって他キャンパスの講義を取っている学生や、これから他キャンパスの講義を取ろうと考えている学生は今までよりも手軽に情報にアクセスできるようになると思います。

検索




–最後に新学期ガイダンスWebについて伺います。これはどのような意図をもって作られるのでしょうか。



 新学期に集中していろいろな情報が出るので、学生が混乱することがあります。そのため、学生が情報を上手く受け取ることが出来るように、新しく「新学期ガイダンスWeb」というサイトを設置します。これから先、各学年ごとに欲しい情報を整理して出していければと思ってます。先ほどの新学期の時間割表もこのページから確認することができます。

 

 教育支援システムは年々、学生に合わせて刷新され続けている。これから先も学生目線の柔軟な対応に期待したい。