慶應義塾は、小泉信三賞全国高校生小論文コンテストを開催する。このコンテストは、小泉信三博士の没後10年を記念して1976年に始まったもので、全国の高校生を対象に毎年行われている。


 課題は以下の5題で、応募者はこれらの中から1題を選んで応募する。



 1.もしも今、福澤諭吉が生きていたら

 2.あなたが財界のリーダーだったら

 3.グローバル化と日本人

 4.ウェブと社会

 5.信の世界に偽詐多く、疑ひの世界に真理多し(「学問のすゝめ」第十五編)



 応募締切日は9月6日だ。

 審査結果発表は、慶應義塾機関誌『三田評論』12月号(2013年12月1日発行)誌上、および慶應義塾WEBサイトで発表され、同時に応募者全員に書面で通知される。入賞作品は『三田評論』1月号(2014年1月1日発行)に掲載される予定だ。



 若者の活字離れが叫ばれる昨今において、コンテストを通して大勢の高校生がペンを取り、思考を巡らせる意義は大きい。どのような作品が選ばれるのか、楽しみである。

 興味のある高校生は、思い切って応募してみよう。