SFC CLIP編集部員が、湘南台の美味しいラーメン屋さんを巡ってレポートする「ラーメンCLIP」。6回目となる今回は「ラーメン幸樹」をレビューする。


大きな地図で見る
 ラーメン幸樹は、湘南台駅西口出入口Aを出て、そのまま慶応大学行きバス停へ向かって真っ直ぐ進み、湘南台駅西口の交差点を右に曲がった後、藤沢北消防署前の交差点に差し掛かったところにある。大きな看板があるので、迷うことはないだろう。営業時間は11:00-25:00まで。不定休なので実際に行くときは事前に確認しておこう。

外観


 店内はテーブル席とカウンター席で分かれている。1人でも複数人でも安心して入店できる。注文は食券制だ。
 ラーメン幸樹では、食券を渡す際に、麺の硬さや、味の濃さなどが変更できる上、ネギの量を無料で大盛りにすることもできる。ネギが好きな人はぜひ活用しよう。ネギは京都名産の九条ネギ。こういった所で京都ラーメンとしてのこだわりを垣間見ることが出来る。
 食券を渡してから10分も経たずに、ラーメンが運ばれて来た。注文してから料理がくるまでが早いのは嬉しい。今回レビューするラーメンは、特製ラーメン(700円)、背脂醤油ラーメン(600円)、塩とんこつラーメン(650円)、つけ麺(750円)の4杯。

魚介のダシに注目! 特製ラーメン


特製ラーメン


 まずは看板メニューである特製ラーメン。京都ラーメンの店だが、この特製ラーメンは 豚骨魚介スープのようだ。麺大盛りと、無料で追加できるネギ大盛でいただいた。
 スープは魚介のダシが強くしっかりした味で、麺にも良く絡む。ネギと共に頂くと、魚介のダシがネギに染みこんで更に美味しい。麺はスタンダードな中細麺、男性であれば大盛りでも調度良い量だろう。
 魚介の効いたスープをじっくり堪能したい人には、ぜひネギ大盛と共にオススメしたい一杯だ。

スープまで美味しい! 背脂醤油ラーメン


醤油ラーメン


 背脂醤油ラーメンは、麺固め、ネギ多めで注文。背脂と言うと、こってりとした印象を受けるかもしれない。しかし、スープは醤油ベースのあっさりとした味付けなので、飲みやすい。
 ネギを多めで注文したので、器が緑でいっぱいになるくらいにネギが盛られている。このネギを麺と一緒に食べると、麺と混ざり合ったネギのシャキッとした食感が楽しめる。
 味そのもののインパクトこそ少ないが、落ち着いた味付けで、誰もが食べやすい一杯だ。

魚介の香り満点! 豚骨塩ラーメン


塩ラーメン?


 最初に飛び込んで来たのは、こんもり盛られたネギだ。ネギの香りと、豚骨と背脂の香りが、食欲をそそる。
 まずはスープを一口。豚骨や背脂の香りが口いっぱいに広がる。同時にブレンドされた魚介のうまみも、豚骨の香りに負けずしっかりと存在感を出している。そして、豚骨や出汁のうまみを引き出していた塩の甘みを後から追って感じる。
 大量のネギ、魚介でとられた出汁、塩のうまみが豚骨スープと見事に調和した、とてもおいしい一杯だ。

魚介の風味が特徴のつけ麺


つけめん


 つけ麺は、濃厚な魚介風味のスープが特徴だ。魚介エキス満載でどろっと主張したスープは、麺が重く感じるほど良く絡む。麺は噛み応えのある太麺で、モチモチした中に芯のある硬さが特徴的。
 チャーシューが薄くてパサパサしていたのが少し気になったが、綺麗に半熟に仕上げられた卵と、角切りで食べ応えのあるメンマ、そして大量の刻みネギも乗っており、トッピングの満足度は高い。
 後から鰹の出汁のスープが届くので、これをつけ汁と割って飲むことができる。つけ汁はどろっとしているものの、出汁で割ると酸味が薄まって、サラサラと飲みやすくなる。
 麺を食べきった後でもう一度楽しめる一杯だ。

食後


 ラーメンCLIP第6回目となる今回はラーメン幸輝をレビューした。ラーメンCLIP、次なる一杯を求めてまたまだ続く……。