慶早戦1日目 打線振るわず宿敵早稲田に完封負けを喫す

2日(土)、神宮球場にて東京六大学野球秋の慶早戦1回戦が行われた。明治大学に優勝の場を奪われた中で臨んだ慶早戦であったが、早稲田大学(以下、早稲田)に対しK0-2Wと完封負けを喫した。

　先攻の義塾は、白村明弘(商4)を先発に起用。北海道日本ハムファイターズからドラフト指名されたということで、注目が集まる。

　対する後攻、早稲田はエースの有原航平を先発に送り込む。今季の六大学投手成績1位という好成績を残している注目の右腕だ。

　初回は、両者ともに三者凡退に抑え、完璧な立ち上がりをみせる。



　試合が動き出したのは3回裏、早稲田の攻撃。1死2塁の場面で、2番重信慎之介が適時2塁打を放ち、失点。先制点を奪われる。K0-1W

　まずは1点が欲しい義塾。積極的に初球から振って行くものの、有原航平からヒットを打つことができない。



　5回裏、再び早稲田の攻撃が義塾を襲う。1死から1番中澤翔太がセンター前にヒットを放つと、続く2番重信慎之介が、右中間を破る適時打を放ち、さらに1点を追加。早稲田の1・2番コンビに、再び追加点を奪われる。K0-2W

　6回裏、義塾はエース白村明弘に替わって小原大樹(環1)をマウンドへ送る。早稲田の6番河原右京の左中間を抜ける二塁打、また牽制悪送球で失点のピンチを背負うものの、続く打者を三振に打ち取る。小原の気迫あるピッチング、そしてバックの好守が、これ以上の追加点を許さない。K0-2W



　7回裏には、小原大樹に替わって山田貴大(環4)、8回裏には、加藤拓也(政1)がマウンドへ登る。四球と連続犠打によって、2死3塁とされるものの、続く7番有原航平をサードフライに抑える。中継ぎとしての仕事をしっかり果たす。K0-2W

　雨も強くなり、是が非でも点が欲しい9回表。しかし、有原航平の好投に手も足も出ず、三者凡退で試合終了。K0-2Wで完封負けを喫した。

　義塾の安打は、3回表の手銭大(環4)のセーフティバント1本のみ。4回から最終回まで三者凡退で抑えられる、悔いの残る試合となった。

　慶早戦2日目も、神宮球場にて2回戦が13:00から行われる。明日こそ義塾の活躍に期待し、勝利と共に若き血を歌いたい。