普段言えないけど、少し聞いてほしい事、そんな話をしてゆっくり話し込んでしまう……そんな夜はないだろうか。そんな時に訪れたくなる、Barを紹介する「高橋の夜のBarめぐり」。第4回は、湘南台西口のDining Bar BullShit!を紹介する。

ダーツ、テーブル、カウンター! 自分のスタイルで楽しめる店内


 BullShit!は湘南台駅西口のバス通りの裏側、他の飲食店もいくつか入っているビル「湘南台ウエストプラザ」の2階にある。店内はダーツやカウンター、テーブルと広々。所々に、青い光で照らされたグラスやボトルが並び、独特の雰囲気を醸し出す。

[bar]店内


こだわりのテキーラ、モヒート


 メニューを見て驚くのが、テキーラの種類だ。7種類のテキーラのメニューは、細かく説明が書かれており、テキーラ選びに慣れていなくても楽しめる。好きな三種類を選んで飲み比べできるセットがあり、高橋はこれを注文。選んだのは「パトロン アネホ」「エラドゥーラ レポサド」「ポルフィディオ アネホ」の3種類だ。

[bar]テキーラ


 パトロン アネホは、すっきりした飲み口と鋭い辛さ。香りも口の中をすっと通りすぎていった。次にエラドゥーラ レポサド。こちらは逆に後味がじわりと残り濃厚な風味だ。最後に飲んだプロフィディオ アネホは、濃厚な風味ながらもぐっと凝縮されたような独特の香りで、もっとも癖があるように感じた。香りはエラドゥーラよりは、残らなかった。
 テキーラというと、ショットグラスでぐいっと一飲み……というイメージもあるが、じっくり交互に飲み比べてみると新しい発見があるかもしれない。
 

[bar]モヒート


 こちらは、ノンアルコールのココナッツモヒート。リキュールの代わりにシロップを使ったモヒートで、アルコールが苦手な人でも楽しくお酒「もどき」を楽しむことができる。ライムをストローで潰しながら飲むと、スッと爽やかな香りが広がり、加えてココナッツシロップも入っているので、後味はトロピカル。味の濃いおつまみが合いそうだ。

ついついお酒が進む!? 魅惑のフードメニュー


 BullShit!は、幅広いフードメニューも魅力だ。お酒と一緒に並ぶとたまらないのが「あさりバター」。あさりから魚介の風味がしみ出したスープは、スプーンで一口飲めば好きになること間違い無し。ぜひ白ワインと一緒に注文したい。また、バケットも一緒に添えられており、ディップしながら食べるのも乙だ。

[bar]バター


 豚バラのバルサミコ煮は、重たくなくさっぱりと食べることができる一品。箸で軽くほぐせるほど柔らかく、口に入れると思わず笑みがこぼれる。お値段は少し高めだが、注文する価値があることは間違いない。

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 BullShit!は冒頭の写真のように、席も広く大人数でくるのもおすすめだ。もちろん一人で訪れ、カウンターでゆっくり飲むこともできる。よい意味でオールマイティに楽しめるバーと言えよう。