ボランティアに演劇に大忙しな白衣の天使! 吉川芽依さん(看4)
寒さが日々深まる12月中旬。みなさん風邪などひいていませんか? 12月と1月の美女ずかんは、体調を崩した時に看護してもらいたい!? 看護医療学部特集です! 第1弾の今回は、吉川芽依さん(看4)を紹介します。
将来は看護師から保健の先生へ
— 学校では何を目指して勉強しているのですか?
小児の分野で働きたいと思っています。看護医療学部はいくつかのコースに分かれており、その中でも私は精神面のケアもできる看護師を目指しています。病院に勤務し看護師として経験を積んでから、1年かけて養護教諭の資格も取ろうと思っています。
— 養護教諭ということは、学校の先生になりたいのですか?
そうです。最終目標は、保健の先生になることです。
私は4人兄弟の末っ子で、いつも面倒を見てもらう側だったので、いつからか面倒を見る側になりたいと思うようになりました。また、子供好きということもあって、保健の先生になって子どもたちの面倒を見る仕事をしたいなと思っています。教員になるまでの道のりは長いですが。
— 学内ではどのようなことをしてきたんですか?
看護医療学部は必修がとても多く、総合政策学部や環境情報学部のような自由な履修はあまりできません。将来たくさんの人の精神を支えることができるよう、数少ない自由科目のひとつとして、心理学をとっていました。
総合政策学部や環境情報学部ともう一つ違うのは、研究会が必修でないということです。なので、私は研究会には所属していません。
ボランティアや演劇など様々な趣味も
–学外では活動されていましたか?
2011年の東日本大震災を受け、被災地で実際に子どもたちと交流をしました。他には、夏に沖縄で3週間かけてサトウキビを植えるボランティアをしました。農業に特別な思い入れがあるというよりは、ボランティアに参加するということにやりがいを感じます。
–沖縄のボランティアについて詳しく聞かせていただけますか?
沖縄県宮古島市の伊良部島は、宮古島からさらにフェリーで移動したところにある離島です。 伊良部島での援農隊(サトウキビボランティア)が必要とされている背景には、離島の高齢化との関連があります。
伊良部に住むおじいやおばあは、学校の運動場程の広さがある畑の世話をほぼ1人でやっています。畑仕事はみなさんが想像している以上に過酷なものです。 私たち援農隊の役割は、このおじいやおばあの畑仕事を手伝うことです。
はじめは農業経験のない私たちでしたが、伊良部島で過ごしているうちにサトウキビを育てるための様々な技や知識を身につけ、おじいやおばあたちの力になることができました。
炎天下での畑仕事はつらいものです。しかし、今までこの畑を大事にしてきた彼らの気持ちや、島の人々の支え、たくさんのものが力になって私たちは作業を最後までやり遂げることができます。
この援農隊の活動は、間違いなく私の人生に大きな影響を与えています。ここでの活動によって、強さを持つことができました。自分が必要とされている、自分にもできる事があるんだと実感できること、また、いろいろな人と出会えることが、ボランティア活動の魅力だと思います。
— サークルには所属していますか?
劇団サークルの「EnTRoPy」に入っています。高校生の頃から演じることに興味があって、大学に入ったら演劇に挑戦してみようと思っていました。
役を演じることで自分を違う面から見ることができますし、人前で話すことが得意になったり、ストレス発散になったりします。学内の発表だけでなく、他大の学園祭で演劇をしたり、演劇早慶戦に出場したりしています。
来年1月4日-6日に、横浜相鉄本多劇場にて、シアターカンパニー象の城という劇団の公演「カルメン」の主役として出演するんです。今はその練習の日々ですね。
(この劇の詳細はこちらから: http://www.elephant-castle-theatre.com/)
— オフの日は何をされているんですか?
近所を散歩したり、読書をしたり、ゆっくりしている事が多いです。2月に看護師国家試験があるので、その勉強もしています。演劇の練習と両立しなければいけないので大変ですが、充実しています。
終始穏やかな笑みを浮かべながら、自分の夢を熱く語ってくれた吉川さん。こんな保健の先生がいてくれたら素敵ですね。
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