2日(水)義塾ソッカー部は第65回早慶サッカー定期戦に臨んだ。義塾は、早稲田大学(以下、早稲田)とは今シーズン2度目の対戦。宿敵相手に是が非でも勝利がほしいところだったが、0対1で惜敗。これで対早稲田戦は3連敗となった。


 昨年までのサッカー定期戦は国立競技場で行われていたが、改修工事のため、今年は等々力陸上競技場に場所を移して行われた。この日は天候にも恵まれ、そして日が落ちかけた頃、伝統の一戦がキックオフした。

試合を優勢に進めることができた前半

 前半の立ち上がりから、義塾は早稲田に対して、素早いプレスをかけ、なんとか主導権を握ろうと試みる。前からの素早いプレスが功を奏したのか、攻め込まれることなく高い位置でのボール奪取に成功し、義塾攻勢の時間帯が続く。また、義塾は前線にいる宮地元貴(総2)にボールを集め、そこから展開し、チャンスを作る。

soccer2コーナーキックをける加瀬澤力(総2)


 前半19分義塾のロングスローに宮地元貴(総2)が頭で逸らすも、ゴール前に人がおらず、チャンスをものにできない。
 なおも、義塾ペースで試合を進めていくものの、決定的なチャンスが作れず、もどかしい時間帯が続く。
 前半39分、義塾にビックチャンスが到来する。井上大(総2)の前線へのフィードに反応した加瀬澤力(総2)がキーパーとの1対1となる。しかし、狙ったループシュートは外れ、先制点とはならなかった。

soccer3ビックチャンスをものにできない


 前半41分にも、ペナルティエリア外からの直接フリーキックを加瀬澤力(総2)が狙うも、枠をとらえられず。無得点のまま前半終了。

soccer5直接フリーキックでゴールを狙う。


 前半のシュート数は義塾5本に対し、早稲田2本。義塾は終始試合をコントロールするものの、得点を挙げられず流れに乗り切れない。

失点により、流れが変わってしまった後半

 後半開始直後、今度は早稲田の反撃が始まる。積極的なプレスに義塾の対応が後手に回ってしまう。
 後半3分、早稲田のコーナーキックから上形洋平にヘディングで押し込まれ、失点。義塾は先制点を奪われてしまう。
 後半8分と10分、再三ピンチを背負うものの、必死のディフェンスでこれ以上の失点を許さない。なおも、早稲田ペースで試合は続く。

soccer7


 後半25分、悪い流れを断ち切るため、川田悠介(環4)を下げ、黄将健(総3)を投入する。
 後半31分、宮地元貴(総2)がポストプレーをし、井上大(総2)が落としてシュートを打つも枠を外れる。

soccer1一進一退の攻防


 義塾の反撃も甲斐なく、この後もスコアは変わらず試合終了。義塾は0対1で早稲田に敗れた。後半だけでみると、シュート数は義塾2本に対し、早稲田は8本。前半とは異なり、早稲田ペースでの試合展開となってしまった。

sk3サポーターへ挨拶する義塾メンバー


 本試合のMVPは先制点を決めた早稲田の上形洋平。
 今回の敗戦を糧に、秋に行われる関東大学サッカーリーグ戦での一戦でリベンジを果たしてもらいたい。

sk2次こそは勝利を期待したい