ミス慶應ファイナリストインタビュー第2弾は、エントリーNo.2 松本紗季(法3)さんです。「話すことがとにかく大好き!」という松本さんは、将来の夢から海外での仰天経験まで、元気いっぱいに話してくれました。

松本さん1


— 3年生ということですが、ミスコンに出たきっかけを教えてください。

大学生活も後半に入り、「就活で忙しくなる前に何かしたい」という思いから出場を決意しました。

 実は1年生と2年生の時にも声を掛けていただきましたが、その時はまだ自信がなく、決断できませんでした。その後、慶應ウェルカムパーティ(慶應生協学生委員会が運営する新入生歓迎会)の司会を2年連続で務めたことで心が大きく動きました。大舞台に立ち、たくさんの方の前で話す経験を経て、やっと自分でも「大丈夫!」と思えるようになったので、今回出場させていただきました。


— ウェルカムパーティの司会とは、とても緊張しそうですね。人前で話すことは得意なのですか?

もともと、目立つことにはそれほど抵抗がない方だと思います。小学生のときから、学級委員長に立候補するタイプだったので。

 また、アルバイトでは携帯電話のPRスタッフとして、店頭でMCをしています。アナウンサーを目指しているので、人前で話す練習になればいいなと思って。


— アナウンサー志望ですか! どういう思いで目指しているのですか?

高校生のときに1年間留学をしていたのですが、その際に赤十字社のセカンドハンドショップ(雑貨、古着等を扱う中古品店)でボランティアとして働いたんです。寄付していただいた品物を販売し、収益を社会支援に充てるというお店なのですが、丸一日働いても、私ひとりで上げられる収益は微々たるものでした。「これだけ頑張ったのに」と思うと、それがとても悔しかったんです。

 だからこそ、もっと多くの人に活動のことを知ってもらいたい、協力してもらいたいと思いました。自分ひとりでできることは限られていますが、たくさんの人が集まれば多くの人を助けることができます。そのために、世の中に対して大きな影響力を持つテレビで自分が広告塔になって発信したいと思い、アナウンサーを目指すようになりました。


松本さん2


— なるほど。私も記者として活動していて感じるのですが、「思いを伝える」って本当に難しいですよね。

そうですね。大学2年生のとき、ボランティアとしてフィリピンのスラム街に滞在し、孤児になってしまった子どもたちの面倒を見たことがあります。そのとき、「伝える」ということについて深く考えさせられました。

 子どもたちは、もちろん英語は話せないし、フィリピン語さえも片言でなんとか話せるくらい。ほとんどボディランゲージと表情だけでやり取りしなきゃいけない状況でした。その中で、自分の思いを伝えるためには、まず「相手に何を伝えたいか考える」ことが一番大切だと学びました。伝えたいことをはっきりさせて、とにかく相手のことを考えて接する。そうすると、言葉は通じなくても、不思議とコミュニケーションすることができたんです。

 まず、自分の中に「伝えたいこと」をはっきり持つこと、その上で相手のことを考え抜くことが大切で、言葉は後からついてくるのかなと思っています。


— とても興味深いです。スラムでボランティアとはすごい行動力ですね。

過酷でしたね。スモーキーマウンテン(マニラ市北部)という、フィリピンで一番危険なスラムと言われるところに滞在しました。現地の人とまったく同じ状況で、路上にダンボールを敷いて寝泊まりしました。犯罪がすごく多い地域なので、正直怖かったです。日本人というだけで狙われることもあるので、スラムのボスのような人にかくまってもらったり……。たったの1週間でしたが、もう人生観が変わるくらい、20年間で一番濃い1週間でした。

 ちなみに、その時に知り合った孤児の子どもたちとは今でもFacebookで交流しています。頑張って英語で書き込んでくれるのが、すごく嬉しいです!

 

— 話はがらっと変わりますが、SFCの印象はどうですか。

大学受験前のオープンキャンパスなど、SFCには何度か来たことがあります。本当に自然がいっぱいで、大好きです。私、すごくアウトドア派で、木を見ると「綺麗だな」じゃなくて、「登りやすそうだな」って思っちゃうくらいなんです。キャンプや釣りも大好きで、家族で毎年行っています。だから、自然豊かなSFCの環境はうらやましいですね。


— 最後に、SFC生にメッセージをお願いします!

歴代のミス慶應の方々に心から憧れて、今回出場させていただきました。ミス慶應コンテストの名に恥じないよう頑張りますので、よろしくお願いします。


松本さん3



 多忙なスケジュールの中、終始笑顔でインタビューに応えてくれた松本さん。持ち前の明るさと行動力で、ミスコンを盛り上げること間違いナシです。投票は下記ページで受付中です。1日1回、どしどし投票しましょう!

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集合写真

次週以降もミス慶應ファイナリストたちの生の声をお届けします。ぜひご期待ください!