ミス慶應ファイナリストインタビュー第4弾は、エントリーNo.4 松岡李奈(文4)さん。将来は研究職志望という彼女。研究に対する真摯な姿勢と、お茶目な素の表情を見せてくれました。

松岡さん1


— どうしてミスコンにエントリーされたのですか?

大学のミスコンはもちろん大学生しか出られないじゃないですか。だから、選考をクリアできるかは別として、応募しなければもったいないと思いました。また、史学科からミスコンに出る人は少ないので、私が出場することで史学科に興味を持ってくれる人が増えたらいいなと思っています。


— これまでミス候補として活動してきて、いかがですか?

私も周囲の友人も、社交的というよりは内に籠もるタイプの人が多いんです。けれど、ミスコンに出場される方は皆さん活発で、今まで接してきた人とは異なるバックグラウンドをお持ちの方が多い印象です。いろんな価値観に触れられるので、毎日が楽しいです。


— 将来は研究職志望とお聞きしました。

はい。大学院への進学を希望しています。院試が9月で、今年度のミス慶應が発表される三田祭の前なので少し焦っています。

 研究職や教職は地味な仕事だと思われがちですよね。だからこそ、逆にそんな人がミスコンに出てみたらおもしろいのではないか、個性的に感じてもらえるのではないかと思っています。


— どのような分野で研究されているのですか?

歴史学を専攻していて、労働者教育や労働問題について研究しています。歴史の研究とはいえ、今の世の中を良くすることに役立たないと意味がありません。歴史上の企業家が労働問題にどう対処していたのかを調査し、現代の労働問題の解決に貢献できるような研究がしたいです。

 また、研究者として、ゼミの先生を尊敬しています。先生の論文を読むと、理系の論文の様に詳細なグラフやデータが出てくるんです。私も、細かいデータを集めてしっかりと立証するという地道な作業を丁寧に行うように心掛けています。


— 歴史学で労働問題ですか。そもそもなぜ歴史学をやろうと思ったのですか?

完全に、歴史好きの父の影響ですね。一人っ子で父と話す機会が多く、歴史について教えてもらうのが楽しかったんです。実は、高校1年生までは医師を目指していました。ただ、化学がすごく苦手だったので、「ならば本当に好きなことをしたい」と思い、この道を選びました。


— 「好きなことをする」って大切ですよね。松岡さんは好きなことにのめり込むタイプなのでしょうか?

そうですね。頑固なので、よく柔軟になれと言われます。自分の興味のない授業やテスト勉強は苦手です。「やらなければいけないこと」よりも「やりたいこと」を優先してしまいます。様々なことを要領よくこなせる人には憧れますが、自分はそんな人にはなれそうもありません。でも、研究者としては、むしろそれでいいのかなと思っています。

 恋愛も苦手ですね。自分の中で、どうしても恋愛の優先順位が低くなってしまうんです。自分のやりたいことを持っているような人なら合うかもしれませんが、恋愛が一番という人とは合わないかもしれません。


松岡さん2


— 恋愛に対しても同じなのですね。ところで、プロフィールを見て気になったのですが、「ホグワーツに入学したい」「海外逃亡したい」など、ユニークなコメントがたくさんありましたね。

お恥ずかしいです! 天然というか、「ズレてる」と周囲の方々にはよく言われます。プロフィールのアンケートにも真面目に答えたつもりでしたが、他の出場者の方のコメントと見比べてみたら、やっぱりズレていましたね。友達にも「あのコメントはどうなの? 」と言われてしまって。

 ハリー・ポッターは好きです。ずっと小さい頃から、ホグワーツに行ってみたいと夢見ていました。ちなみに、私が入りたい寮はレイブンクローです(笑)


— 理想の女性、憧れている女性はいますか?

これもハリー・ポッター繋がりですが、エマ・ワトソンが好きです。彼女は頭も良く、芯をしっかり持っている人だと思います。アイドルも好きで、特にハロプロの「Juice=Juice」が好きですね。

 ただ、憧れとは少し違うかもしれません。私にとっての憧れの人は、やはり父です。父は、私が何を聞いても教えてくれる、とても博識な人なんです。


松岡さん3



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MISS KEIO CONTEST 2014

集合写真2



 次週以降もミス慶應ファイナリストたちの生の声をお届けします。ぜひご期待ください!