11日(土)・12日(日)、第23回秋祭が開催され、ミスSFCコンテストと、今年で2回目となるミスターSFCコンテストが行われた。投票の結果、ミスSFCにエントリーNo.3 豊福裕彌奈(とよふく・ゆみな)さん(総4)が、ミスターSFCにエントリーNo.2 猿田真一郎さん(総3)が選ばれた。

 また、準ミスSFCにエントリーNo.4 作間汐莉さん(総1)が、準ミスターSFCにエントリーNo.4 餅原圭吾さん(総2)が選ばれた。
今回は、コンテストの様子をお伝えするとともに、ミス・ミスターSFCのインタビューもお届けする。
 

1日目PRステージ 茶目っ気たっぷりな美男美女にドキドキハラハラ

秋祭1日目(11日)は、ミス・ミスターSFCコンテストのPRステージ。茶目っ気たっぷりの美男美女たちが会場を盛り上げ、翌日の結果発表に向けて最後のアピールをした。

ミスSFC候補者のPRミスSFC候補者によるPR

まず、ミスSFC候補者が舞台に登場。今年は、同じエントリーナンバーのミス・ミスターSFC候補者がお互いの服装をコーディネートした。ゆるふわ系からカジュアル系まで、それぞれの個性を引き立たせる。

ミスSFC候補者のピンポンリレーミスSFC候補者のピンポンリレー

ミスSFC候補者によるPRステージでは、告白シミュレーションや苦いノニジュースが罰となるゲームなど盛りだくさん。美女たちは、甘い声での告白や、必死でゲームに取り組むいじらしい姿で、観客の心をドキドキハラハラのわしづかみにした。

ミスターSFC候補者整列ミスターSFC候補者の登場

ミスターSFC候補者によるPRステージでは、勝てば自己PR、負ければ罰ゲームという観客参加型のゲームを中心に行われた。会場からは「がんばれ!」といった応援の声が上がり、大いに盛り上がった。

ガチンコ腕相撲対決!ガチンコ腕相撲対決!

2日目 運命の結果発表 スポットライトは誰に!?

 秋祭2日目(12日)は、θ館でミス・ミスターSFCコンテストの結果発表が行われた。  さっそく候補者たちの登場になるかと思いきや、サプライズゲストとして、SFC卒業生のアーティスト、KREVAさん(本名: 畠山貴志さん・環卒)が登場。司会者との絶妙なやりとりを見せつつ、SFC生時代を振り、緊張感で張り詰めた会場の空気を一気に和ませた。  後輩に向けて「選択が大事。毎日のチョイスを怠らずにやっていけば、積み重ねでいつかでっかい変革が訪れると思うから、毎日の小さい選択から逃げないでほしい」と話し、秋祭テーマ「変革」に絡めてメッセージを送った。  会場が温まった後、すぐに候補者の登場へと移った。タキシード姿のミスターSFC候補者が、ウェディングドレスに身を包んだミスSFC候補者をエスコート。後方の扉から登場すると、歓声と拍手が響き渡った。

 司会進行で結果発表へと移ると、一変して静まり返り、再び会場に緊張が走る。

 張り詰めた空気の中、受賞者の名前が呼ばれ、猿田さんと豊福さんにそれぞれスポットライトが照らされた。会場は瞬く間に沸き立ち、拍手喝采となった。受賞者にはトロフィーと副賞が贈られた。  ミスターSFCに選ばれた猿田さんは、笑顔を見せつつも、時折声を震わせながら「周りの人に本当に支えてもらっているんだということと、周りを自分が大事にできたんだな、ということを実感することができました。最後まで応援してくれたみんなや家族に、本当に感謝しています。ここまでやりきれたことが僕の宝物だし、半年間で得た経験なので、これからもいただいた賞に負けないように頑張って邁進して参りたいと思います」と語った。

笑顔が絶えない猿田さんも涙を潤ませた。

 ミスSFCに選ばれた豊福さんは、感極まった様子で「サークルやバイト先のみなさん、友達、そしてなにより家族が支えてくれたおかげで、ここまでやってくることができました。この10人でこういった活動ができてよかったと心から感じていますし、学生生活最後に素敵な経験をさせていただいた実行委員の皆様に本当に感謝しています」と感謝の気持ちを述べた。「特に母と姉がすごく私のことを考えてくれて、どうやったら私が優勝できるか、家で言い争ったりすることもあるくらい、常に私のことを考えてくれました」と温かいエピソードには会場から和やかな笑いも起こった。

豊福さんは、しばらく言葉を詰まらせる場面もあった。

 会場から出場者全員に向けて大きな拍手が送られ、秋祭2014のミス・ミスターSFCコンテストは幕を閉じた。  

独占インタビュー! ミス・ミスターSFCの内側に迫る

 結果発表の直後、ミスSFCの豊福さんとミスターSFCの猿田さんは、SFC CLIP編集部のインタビューに応じてくれた。

— おめでとうございます。改めて受賞の喜びを聞きたいと思います。ステージ上でグランプリに決まったときの気持ちはいかがでしたか?

豊福さん:  まずはすごくびっくりしました。自分はないだろうなって思っていたので、驚きが一番大きかったです。 猿田さん:  半年間に及ぶ活動期間がとても長かったので、安心感が一番大きかったですね。喜びとか嬉しさももちろんあるんですが、ああ、終わったんだなってほっとした気持ちです。

— コンテストに出場して様々なことがあったと思いますが、出場してよかったと感じたことは何ですか?

豊福さん:  いろんな人が応援してくれるっていうのが一番嬉しかったです。ミスコンに出場することで周りにどう言われるかすごく不安でしたが、みんなが精一杯応援してくれました。全く話したことのない人が応援してくれたり、ずっと前に卒業した先輩が頑張って!って連絡をくれたり。内定先の皆さんまで応援してくれました。本当にいろんな人に支えられているんだな、と強く感じました。 猿田さん:  ありきたりかもしれませんが、周りの人たちの支えですね。僕が本気で頑張っているっていうのをちゃんと感じてくれて、向こうもそれを本気で返してくれたんですよ。言葉だけの「応援してる」だけじゃなくて、強く応援してもらっているということを感じることがたくさんありました。

— コンテストの最中に一番支えてくれた人は誰ですか?

猿田さん:  やっぱり友達です。ミスターSFCになれたのは、僕を本当にサポートしてくれていた人が陰に何人もいたからです。最初から最後まで、僕は一人で戦っている感覚はなくて、支えてくださっているみなさんを含めた団体戦だった気がします。 豊福さん:  私は家族が一番支えてくれました。母と姉が、私よりも、誰よりも熱が入っていたんです。家に帰ると、ずっと二人がミスコンの話で意見をぶつけあっていたんです。「本当にもうやめよう、この話はやめようよ」って私が仲裁に入ると、「でも、こうやって揉めているのはお互い本気だから、本気だから揉めてるの!」って言われて。なんだかよくわからないけど、本当にありがとうってなりました(笑)。

— なるほど。多くの時間をともにした同じ候補者はどんな存在でしたか?

猿田さん:  本当に刺激になりました。ほかの候補者がいなかったら、絶対にここまで頑張れなかったです。みんな魅力的な人ばかりだったので、一緒にいて楽しかったです。そして仲もよかったです! グループLINEでずっと話していました。ミス・ミスターコンには、候補者同士でバチバチしたイメージがあるかもしれませんが、僕たちは和気あいあいとやっていましたよ。 豊福さん:  ミスの方も仲良しでした! みんな本当に個性的です。ホームパーティーもしましたし、ミスコンが終わったら箱根を旅行しようという話もしていました。ただ、一つだけ心残りなのは、私は最上級生だったのに、特に1年生の子やほかの子を支えてあげることが全然できなかったことですね。

— 仲睦まじい様子が伝わってきますね! 自分の中で変わったことや成長したことは何ですか?

猿田さん:  いっぱいありますよ。まず、人に心から感謝できるようになったことですね。そして、言葉にしたことをちゃんと実行すること。口だけじゃなくて本当にやりきることです。僕、最初にブログを毎日更新するって宣言しました。夏休みにアメリカに3週間行っていたんですが、そのときも時差にも負けずに毎日更新しました。 豊福さん:  私もたくさんあるんですが、意外な点を言えば、写真慣れしたことです。最初は本当に撮られることに慣れなくて、「とりあえず自由に」って言われても、自由って何!?って思っていました。

— これからはSFCの顔になるわけですが、目標があれば教えてください。

豊福さん:  みなさんに選んでいただいた以上、残り数ヶ月の大学生活を、良識を持って過ごしたいと思います。本当にみなさん、ありがとうございました。

猿田さん:  正直、今はまだ実感がわかないのですが、僕は3年生でまだもう1年ちょっとSFCにいるので、ミスターSFCという名に恥じないようにこれからも今まで以上に努力していきます。  みなさんと一緒に歩んできました。だから、「ありがとうございました」というよりも、「お疲れ様でした」と言いたいです。  

「SFC美女ずかん」「男前CLIP!」でミス・ミスターSFCを特集します!

 人気コラム「SFC美女ずかん」「男前CLIP!」で、ミスSFCの豊福さんとミスターSFCの猿田さんをそれぞれ特集することが決まった。ミス・ミスターSFCのプライベートにも迫るインタビューをお楽しみに!