大型で強い台風18号が、6日(月)朝から昼前にかけて神奈川県を直撃し、猛威を振るった。この影響により、神奈川県内では多くの場所で冠水や停電などの被害が相次いだだけでなく、土砂崩れによる死者まで発生した。そのとき、SFC周辺はどうなっていたのか。

素早い決断、前日には終日休講を決定

5日(日)18:00に学事の公式HPにて、台風18号への対応に関しての情報が掲載された。翌6日(月)の授業は暴風警報の発令の有無に関わらず、授業は終日開講されないという“終日休講”の知らせだ。三田・日吉キャンパスにおける休講情報が掲載されたのは6日朝になってからということを考えると、非常に早い決断だったといえる。

大型で強い台風18号(Google Earthより)

郵便局が水没、SFC前交差点は通行止めに

藤沢市内では冠水が多発。SFCのバスロータリー前も50cm程度の冠水に見舞われたという。これにより、午前9:00ごろには警察及び救急が出動。ロータリー前の交差点周辺一帯の道路は通行止めとなった。また、神奈中バスは湘南台・辻堂-広谷で折り返し運転を一時実施した。
 冠水の被害は交通だけに留まらず、藤沢慶応前郵便局が床上浸水。ATMが故障するなどの被害を受け、営業を一時中止することを余儀なくされた。

6日午前、冠水したロータリー前(Twitter @kskfec様より提供)

湘南台駅、鉄道全線がストップ 藤沢市に避難勧告も

相鉄線は8:43から全線が停止。小田急線も9:39に全線で運転を見合わせた。続いて横浜市営地下鉄ブルーラインも10:42に上永谷-湘南台が不通となり、一時、湘南台駅に繫がる全ての路線が途絶えた。
 そして、藤沢市が暴風域に入り雨脚が強まったころ、10:29に藤沢市に避難勧告が発令。各種キャリアの携帯電話が一斉に鳴り、ポップアップもしくはメールにて、藤沢市の住民に通達された。警報は主に境川・引地川の河川周辺に住む住民に向けたものであったが、聞き慣れない警告音に驚いた人も少なくなかったはずだ。

避難勧告のメール(左)とポップアップ(右)

それでも職員は出勤していた

学生は終日休講となったが、教職員は出勤していたようだ。生協購買部も11:30-13:30に限定して営業していた。同購買部の職員によると「教職員が出勤してきているので、彼らの昼食を提供しなければいけないし、いつ晴れて学生が来るかもわからない。売れ残り覚悟で食品も仕入れて営業しました」とのこと。
 メディアセンターが終日閉館となり、学事は台風への対応に追われていたが、キャンパスには意外と多くの教職員がいたようで、生協購買部に来店しただけでも70人はいたとのこと。Twitter上では職員たちが、生々しいキャンパスの様子を発信していた。

メディアセンター前も排水が追いつかず、大きな水たまりが

溢れた水が建物入り口付近まで迫った

メディアセンター地下AVホールに続く階段では雨漏りも

(上3枚の写真は政策・メディア研究科 中島博敬さん提供)

突然晴れた午後 爽やかな台風一過に

台風の暴風域は13:00頃に藤沢市を抜け、15:00ごろには強風域も神奈川県上空を去った。これにより、藤沢市の空模様は午前中とは一変し、爽やかに晴れ上がった。今回は事前に終日休講の通達があったため、天候が回復しても授業の再開はなく、多くのSFC生がSNS上で喜びの声を上げていた。

台風一過の辻堂駅の様子。爽やかな夕空が広がった。

まだまだ気が抜けない 非常に強い台風19号が迫る

台風18号が通過したばかりだが、すでに太平洋上には新たな台風19号が後を追うように迫っている。その勢力は非常に強く、このまま中心気圧に変化がなければ平成5年の台風13号(死者・行方不明者48人)以降の最大規模、1959年の伊勢湾台風と同等の勢力となる見込みだ。秋祭の直後であり、せっかくの祝日と重なってしまうが、自分の身を守るためにもできる限り外出を控えたい。