ORF2014メインイベント2日目となる22日(土)、ニコファーレ(nicofarre・六本木)でセッション「分野の壁を超える」が開催された。SFC生を中心とした12名の大学生が対談を挟みながらそれぞれプレゼンした。

各分野で活躍する12名の学生が次々とプレゼン

オープニング映像が流れたのち、最初の発表者、町田彩夏さん(法1)が舞台袖から現れる。セッションは、学生が一人ずつ登壇し、自分が取り組んでいる分野を個性豊かなプレゼンで説明する、という形式で進んだ。

登壇した大学生は以下の12名だ。

名前分野
町田彩夏(法1)女性の社会進出
小島凌汰(環1)インターネットクリエイト
青木大和(法2) 若者と政治
沖野のぞみ(総1)震災・東北
小林颯(環1)インタラクティブ映像
山中勇成(環2)ICT
黄俊彦(環1)そろばん
田岡菜(総1)少林寺拳法
市川男寅歌舞伎
森雄一郎(総1)地政学
仁科卓海(東京海洋大学1年)船舶機関
近藤那央(環1)ペンギンロボット

※発表順に記載しています

黄俊彦さん巨大そろばんを取り出し熱く語る黄俊彦さん

小島凌汰さんは「インターネットの孫」という言葉を掲げた。村井純環境情報学部長が日本の「インターネットの父」であることに着目。それに対して、現在インターネットで活躍する人々を「インターネットの子ども」と呼ぶ。さらに、インターネットが整備された後の現代において、その“子ども”から強い影響を受けた自分たちの世代はまさに「インターネットの孫」というわけだ。
 どの発表も人を惹きつけるための工夫や演出がなされており、まさに「一芸に秀でる者は多芸に通ず」を実感するプレゼンだった。

田岡菜さん田岡菜さんは少林寺拳法を実演

分野の壁を越えた対談も実現 分野が“噛み合う”トーク

このセッションの見どころのひとつは、プレゼンの合い間に行われる学生同士の対談だ。一人のプレゼンが終わると、その一つ前に発表していた学生が舞台袖から出てきて、互いのプレゼンに関するトークを展開するのだ。お互いの分野の共通点やコラボする方法を考えるペアもいれば、筋トレトークに花を咲かせるペア、陸上ではみすぼらしく見えても水中では魅力的に見える現象「水中マジック」を熱く語るペアもあり、対談の内容は多岐に渡った。

小林颯さんと沖野のぞみさん震災を伝える映像の可能性を探る、沖野のぞみさん(左)と小林颯さん(右)の対談

惜しむとすれば、対談の時間が1分ほどであり、あっという間に終わってしまったことだ。早く終わるのがもったいないと感じるほど知的好奇心を掻き立てられる、SFCの多様性を生かした企画であった。
 

見逃しても、ウェブ上で視聴できる!

ニコファーレで行われたセッションは、すべてニコニコ生放送で公開されており、無料で視聴することができる。ただし、ニコニコ会員アカウントを持っていない場合は、無料登録が必要だ。「分野の壁を超える」が気になっていたが見逃してしまった、あるいはこの記事を読み興味を持ったならば、下記のURLから視聴してみてよう。