今年もインフルエンザ流行シーズンが到来する。慶應義塾大学保健管理センターは、インフルエンザの予防や対応について呼びかけ、感染への注意を促している。予防はもちろんだが、万一個人・集団感染が起きた場合は早急な対応をしよう。

サークルや研究室で集団感染が起こったら活動休止を

集団内でインフルエンザによる欠席者が出た場合、欠席率10-20%を目安に活動の停止を検討しよう。集団感染を終息させるには、団体活動を一定期間(インフルエンザの感染期間から推測して1週間程度)停止し、メンバー同士の接触を避けることが効果的だという。
 団体内でインフルエンザが同時に2名発生した時点で、集団感染が発生している可能性が高い。7日以内にインフルエンザの症状が10名以上にみられた場合は、すでに団体の中でインフルエンザが蔓延していると考えられる。
 なるべく早い段階で集団感染を把握し、早急に対応することが大切だ。各キャンパスの保健管理センターは相談にも応じている。感染予防策や対応に少しでも悩んだ場合は、積極的に保険管理センターの意見をもらおう。
 

インフルエンザと診断されたらすぐに報告を

以下の場合、保険管理センターに届け出る必要がある。
・個人が医療機関にてインフルエンザと診断された場合
・団体活動での集団感染が疑われる場合

届出方法に関する情報は以下のリンクを参照しよう。
インフルエンザに罹患した時の届出
 また、インフルエンザが完治し登校する際には、所定の書類等をキャンパスの保険管理センターに提出する必要がある。
 

一人ひとりが予防を心がけよう

インフルエンザの感染予防のために、次のことを意識しよう。
・手洗い、うがい(帰宅時・登校時・食前等)を励行する。
・咳やくしゃみなどの症状がある場合はマスク使用したり、他の人に飛沫をかけないように鼻や口を覆うなど、咳エチケットを守る。
・睡眠を十分とるなど、日頃から体調を整える。

インフルエンザは重症化することもありうる。完治するまでに時間も要するため、感染すれば授業や予定にも大きな影響が出る。日ごろの「手洗い・うがい」はもちろん、食事や休養などの健康管理など、各自で予防に努め、楽しい年末年始を過ごそう。