7日(日)、大山崎町体育館(京都府)で第65回全日本学生フェンシング王座決定戦が行われ、男子エペに義塾フェンシング部が出場、日本大学に45-44の辛勝を収め、51年ぶりの優勝を果たした。

エペってどんな種目?

近代フェンシングでは3種類の武器および種目(フルーレ、エペ、サーブル)があり、なかでも今回、義塾が優勝を果たしたエペの特徴としては、フルーレ、サーブルと違って全身が有効面であり、また攻撃側、防御側という概念がなく、基本的には先に突いた選手の得点となる。しかし、両選手が25分の1秒以内の時間差で突き合った場合、同時突きとなり両選手に対して得点が与えられるというなどの点が挙げられる。エペで使われる剣はほかの2つよりも長く重い。
 

白熱の展開 接戦を制した義塾

男子エペ1回戦
義塾 朝日大学
スコア 45 33

団体戦は1チーム3名で3人対3人の9試合で行なわれ、3分間で5本ごとの勝負を行ない9試合で45本先取、または9試合目までの合計でリードしたチームが勝ちとなり、9試合目が終了した時点で同点の場合は、個人戦と同じ1分間の1点先取の延長戦を行うことになる。第1回戦の朝日大学戦は45-33で快勝した義塾。
 

王者決定戦
義塾 日本大学
スコア 45 44

王者決定戦の相手は奇しくも関東リーグ戦で先行を許した日本大学。下馬評どおりの接戦となり、K40-39Nで最終ラウンドへ。K42-44Nと逆王手をかけられるも、そこから怒涛の3連続ポイントゲット、見事に優勝を決めた。

今週末、14日(日)には男子フルーレ・女子サーブルのリーグ入替戦がある。今回の男子エペの勢いをそのままに、良い結果を期待したい。