9月26日(土)-28日(月)、明治神宮球場で東京六大学野球秋季リーグ第3週・法政大学戦が行われた。春の雪辱を果たすべく迎えた法政大学とのカードは2勝1敗で義塾が見事勝ち点を手にした。

3本のHRで打線爆発! 先発全員安打で快勝

義塾先攻で迎えた第1戦。初回の攻撃では三者凡退に終わるも、2回に2本の安打と死球で二死満塁のチャンスをつくると、9番・三宮舜(商4)がタイムリーを放ち、1点を先制。3回も横尾俊建(総4)のフェンス直撃の二塁打などの連続安打で法政大学(以下、法大)の先発・熊谷から一気に3点をもぎ取り、点差を広げる。4回には1番・山本泰寛(環4)のバックスクリーン直撃のソロホームランが飛び出し、さらに1点を追加。このホームランは義塾のリーグ通算700号という記念の一打となった。

一方、先発の三宮は6回まで8奪三振を記録。4回、法大の若林にホームランを浴びるなどして3点を失うも、安定感のある投球を見せた。

7回にまたも打線が爆発した。2死2、3塁の場面で代打の岩見雅紀(総2)が左翼への特大アーチを放つと、続く代打・山本瑛大(商3)も同じく左翼スタンドへボールを運び、二者連続ホームランで試合の流れを完全に引き寄せた。

その後、7回からマウンドを任された加藤拓也(法3)は法大打線を完璧に抑え、K9-3Hで初戦を勝利に収めた。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
K 0 1 3 1 0 0 4 0 0 9
R 0 0 0 1 2 0 0 0 0 3

主将のアーチも虚しく力負け

前日の快勝と打って変わって打線が沈黙した第2戦。義塾の先発を任された加嶋宏毅(商4)が4回1/3を投げて3失点と法大打線につかまってしまう。加嶋に続いてマウンドを任された亀井倫太朗(商2)も6回に四球と安打で1点を失い、点差は4点に。その後は小原大樹(環3)、清水洋二郎(法2)の継投で無失点で切り抜けた。

一方、投手陣を援護したい打線だったが、法大の先発ルーキー・菅野を前に反撃の糸口が見つからず、義塾の得点は7回の横尾のソロホームランのみ。第1戦で好調を見せた打線がこの試合では3安打と寂しい結果に終わり、悔しい黒星となった。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
H 0 1 0 0 2 1 0 0 0 4
K 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

逆転満塁HRで逃げ切り勝利!

勝ち点獲得のために負けられない第3戦の先発には、第1戦と同じく三宮がマウンドに上がった。初回、四球や内野安打、暴投が絡みいきなり満塁のピンチを迎えると、法大の4番・金子の犠飛で先制を許してしまう。

その後、3回に1番・山本泰のソロホームランで同点とするも、直後の3回裏に法大の畔上に2ランを放たれすぐさま逆転される。なんとか流れを引き寄せたい義塾は4回、猛反撃に出る。この回、法大先発・浅野からマウンドに立った玉熊に対し、連続安打で無死満塁のチャンスを作ると、9番・代打の清水翔太(総2)のタイムリー、山本泰の押し出し四球で徐々に点差を詰める。なおも満塁の場面で3番・横尾が左翼への満塁ホームランを放つと、この回一挙に6点をもぎ取り逆転に成功。その後、5回にも山口のソロで1点を奪い、試合の流れをものにした。

4回、7回にはそれぞれ法大に1点を返されるも亀井、加藤拓の継投で逃げ切り見事勝利。春の借りを返す結果となった。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
K 0 0 1 6 1 0 0 0 0 8
H 1 0 2 1 0 0 1 0 0 5

次戦は、3日(土)より東京大学との試合だ。現在リーグ2位につけている義塾にとって、優勝のためには負けが許されない試合が続くが、今後も打ち勝つ義塾野球で勝利を期待したい。

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