地域活性化をテーマに多彩なプロジェクトが行われている飯盛義徳研究会。今回は「スポーツを通じた地域活性化」に向けて活動しており、現在新規メンバー募集中である「Jointプロジェクト」について、代表の大和田樹さん(総3)に話を聞いた。

「地域をチームに」 地域をスポーツで変える

「地域をチームに」がJointの合言葉だ。(Jointプロジェクトより提供) 「地域をチームに」がJointの合言葉だ。(Jointプロジェクトより提供)

スポーツは、プレイしたり、見たり、応援したり、その形はさまざまだが、誰もが日々の生活で関わっているものだ。そんな人々の生活と密接なスポーツだからこそ、地域全体を変える力があるのではないか。Jointは、そんなスポーツを使うことにより、地域・コミュニティを一つのチームにしていくことを理念に活動している。

大学生をスタジアムへ! 学生だからこその目線を

Jointは、J3リーグ所属のサッカーチーム「SC相模原」と協働して、地域に対してのイベントやプロモーションに取り組んでいる。2009年、当時SC相模原が地域リーグに所属していたころから協力を始め、相模原市の応援文化創出、県内大学生に対するサッカークラブを軸としたコミュニティ形成に挑戦し続けてきた。サッカーを通じて相模原市に根ざした活動を行い、地域や社会に貢献していきたい想いだ。

大学生をスタジアムへ呼び込みたい―そんな課題がJリーグ全体にはあるものの、実際にスタジアムへ足を運ぶ学生の数は少ないという。そこで、Jリーグではリクルート社と提携し、19-20歳世代をJリーグ観戦に無料で招待するキャンペーン「Jマジ!」を実施。Jointは8月に「Jマジ! アンバサダー」に任命され、各クラブとのイベントの企画・運営に携わっている。

JointとSC相模原のインターン生(同提供) JointとSC相模原のインターン生(同提供)

SC相模原でも学生サポーター獲得に向けて独自に活動している。以前、自動車学校に呼びかけ、クリアファイルを配るなど広報に励んだが、あまりよい効果は得られなかった。大学生を巻き込むためには、やはり大学生の目線が必要だ。そこで、JointのメンバーとSC相模原のインターン生らが集まり、学生による学生のためのイベントの企画に挑戦した。「学生DAY」と題し、11月15日の試合に小学生から大学生までを無料で招待。試合前の練習見学など選手たちと間近で触れ合える企画を用意し、すべて学生の手で運営した。

学生デーの様子(同提供) 学生デーの様子(同提供)

そのほか、9月27日にはNikon社、総合写真祭「フォトシティさがみはら」と協力し、相模原市内の親子を集めた「親子フォトグラファーイベント」を開催した。来場者にサッカーだけに留まらない思い出を持ち帰ってもらいたい。そんな思いのもと、試合をより魅力的にデザインしようという試みだ。

試合を「ピッチサイド」から「レンズ越し」に見つめる子どもたち(同提供) 試合を「ピッチサイド」から「レンズ越し」に見つめる子どもたち(同提供)

「自分がしたいことを実現させる場」 新規メンバー募集中!

SC相模原と協力した試みが目立つが、Jointのテーマはあくまで「スポーツを通じた地域活性化」である。サッカーに限定したものではなく、地域をスポーツで変えるという目的があれば、その取り組み方は自由だ。Jointは「自分がしたいことを実現させる場」だと代表の大和田樹さん(総3)は語る。実際に大和田さんは、他人との関わりが希薄になっていると言われる現代社会で「地域運動会」を通してコミュニティ形成を行おうという、サッカーとは離れたテーマでの活動もおこなっている。

Jointは現在、来期に向けて新規メンバーを募集中だ。毎週火曜日6限に研究室やメディアのグループ学習室で活動している。見学や相談は自由。少しでも興味があれば、「ぜひ活動を見に来てほしい」と大和田さん(s13201to@sfc.keio.ac.jp)は呼びかけている。

人々の生活に身近で、言葉を交わさなくても誰かと仲良くなれる。そんな力があるスポーツを通して、地域を変えてみたい人はJointでの活動を考えてみてはどうだろうか。

関連ページ