26日(土)、小田急電鉄がダイヤ改正を行う。本ダイヤ改正では小田原線の区間準急が廃止されるほか、江ノ島線の日中時間帯の急行が快速急行に置き換えられ、日中(10時-16時)、江ノ島線は快速急行が20分に1本と従来より利便性の高いダイヤとなる。

ダイヤ改正後の湘南台駅の時刻表は、上り方面はこちらから、下り方面はこちらの小田急電鉄ホームページから確認できる。

快速急行増発で湘南台から都心方面へのアクセスが便利に

本改正により、江ノ島線において日中時間帯に運行されていた"急行"が全て"快速急行"に置き換えられる。改正前は快速急行は約30分に1本運行されていたが、本改正により約20分に1本の運行となる。なお、江ノ島線の日中時間帯の急行は廃止されるが、ラッシュ時には改正前と同様に運行される。

また、相模大野-片瀬江ノ島間で運行される各駅停車は、これまで通り1時間あたり6本の運行となる。

快速急行が停車しない駅でも、湘南台方面20分間隔のダイヤでより便利に

本改正では、新宿方面から江ノ島線へ直通する急行がラッシュ時のみの運行となる。それに伴い、快速急行が停車しない新百合ヶ丘-下北沢間の各駅の、湘南台へ先着する電車(後続の電車に追い越されない電車)が、改正前の日中が1時間あたり4本であったのに対し、改正後は3本になる。湘南台へ先着する本数が削減され不便になったようにも思えるが、改正前は運行間隔が10分から20分程度でバラつきがあったのに対し、改正後はおおむね20分間隔のダイヤとなった。

また、これにより相模大野において、小田原方面の急行と藤沢方面の快速急行の相互乗り換えが可能になる。

ダイヤ改正前後の湘南台へ先着する電車の本数と間隔
ダイヤ改正前 ダイヤ改正後
本数 1時間あたり4本 1時間あたり3本
間隔 10分-20分程度でバラつき有り おおむね20分間隔

複々線化事業が進行中 完成予定は2017年度

小田急電鉄は現在、東北沢駅-和泉多摩川駅間(10.4km)の複々線化事業を推進している。現在までに世田谷代田駅-和泉多摩川駅間(8.8km)の複々線が完成し、複々線化事業は東北沢駅-世田谷代田駅間(1.6km)を残すのみとなっている。

小田原線下北沢駅ホームの上階は通路となっている。複々線化完成後は緩行線として使われ、小田原線下北沢駅は現在のホームを急行線とする2層構造の駅となる。 小田原線下北沢駅ホームの上階は通路となっている。複々線化完成後は緩行線として使われ、小田原線下北沢駅は現在のホームを急行線とする2層構造の駅となる。

小田急電鉄では2017年度の複々線化完成を目指しており、それにより所要時間の短縮や列車の増発、混雑の緩和が期待されている。湘南台から都心方面へのアクセスが、ますます便利で快適なものとなることを期待したい。

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