昨年11月に結成されたSFC生によるアイドルコピーダンスユニット「それからふくらむ可愛い頬を、」が、キャンパスアイドルの全国大会「UNIDOL2017 Summer」に出場する。SFC CLIP編集部は、予選を約1週間後に控えた彼女たちにインタビューを行った。

SFC発のアイドル「それほほ」、知っていますか?

左から、ゆり・みかめろ・まりこ・ありさ・しゃえ・みさき・ようこ・さわ・りな(写真: マネージャー・武田さん提供) 左から、ゆり・みかめろ・まりこ・ありさ・しゃえ・みさき・ようこ・さわ・りな(写真: マネージャー・武田さん提供)

昨年11月11日に、SFC生によるアイドルコピーダンスユニット「それからふくらむ可愛い頬を、」(以下、それほほ)が結成されたのをご存知だろうか。「それほほ」の愛称で親しまれている彼女たちは、SFC内外でその人気を急上昇させている。

それほほは全国のアイドルコピーダンスサークルによるダンスコンテスト「UNIDOL」にも出場しており、その他にも、イベントへの出演や配信サービス「SHOWROOM」「Stager Live」でのライブ配信などで活躍している。結成からちょうど7ヶ月を迎える今月11日(日)には、それほほにとって2度目となるUNIDOLの大会「UNIDOL2017 Summer」の予選が控えている。

4月に新入生が加入! 新しい「それほほ」で挑む、2度目の大会

それほほは今年3月までありさ・さわ・りな・ゆり・ようこの5人で活躍していたが、4月に新入生のしゃえ・まりこ・みかめろ・みさきが加入した。そのため、今回の大会には9人体制のグループとして挑むことになる。SFC CLIP編集部は、予選を前にしたそれほほのメンバーたちに話を聞いてみた。

—— 新入生は、それほほに入ってみて、どんな気持ちでいますか?

みかめろ:
私は、たまたま同じ英語のクラスになったありささんに誘ってもらえたのが、それほほに入るきっかけになりました。もともとチアリーディングをやっていて、大学でもキラキラしたことがやりたいと思っていたところだったんです。なので、運命的な出会いだったなって思っています。

今のメンバーに出会えたこととか、みんなでひとつの目標に向かって活動できていることがとても幸せです。毎日嬉しさを噛み締めています!

しゃえ:
私はSFCが第1志望で、受験生の時からそれほほが勉強のモチベーションになっていました。休憩の時間に、それほほの動画を見たりして。これまではバレーをやっていたんですけど、ダンスは未経験なので、足を引っ張らないように頑張りたいと思っています!

あと、大阪から出てきて一人暮らしを始めたので、しっかりしたいですね。この前は履修の手続きがうまくできなくてTwitterでつぶやいたら、そのつぶやきを母親に見られて心配させてしまったので(笑)。

みさき:
私はステージで踊るのが大好きで過去にもK-POPのダンスコピーをしていたんですが、それほほとしてステージに立てるのがとても楽しみです。あとは、それほほに入ったら自分のSNSが有名人チックになって(笑)。フォロワーが急に増えてたくさんの人にいいね&RTしていただけたり、自分でライブ配信もしてみたり、とても新鮮です。今回の「UNIDOL2017 Summer」はSFC生もたくさん観に来てくれるので、その人たちのためにも頑張りたいです。

まりこ:
それほほとして過ごす毎日がとても楽しいんですが、それ以上に、慶應の「それほほ」としての名前を背負った分、日々の生活のいろいろなところで責任を感じます。それほほの名前に恥じないように行動しないといけないですね。今回の大会でたくさんのことを吸収して成長できたらな、と思っています。

—— 新入生を迎えた上級生は、どんな気持ちですか?

ゆり:
もともとダンスをやっている子もいるし、とても刺激されます。練習も以前と比べてとても引き締まってきました。それほほが、グループとしてすごく変わりましたね。入ってきてくれてありがとう! と本当に感謝しています。

りな:
この前、まりこちゃんがSFCのレーザーカッターでそれほほのロゴをプリントしたものを作って、メンバー全員に配ってくれたんです! そういうことをしてもらえてそれほほ愛が深まったというか、「私たちが作ったものをここまで好きでいてくれる子たちがいる」ということに応援されました。一緒に頑張らなきゃ、って思いました。

—— 上級生のみなさんは、それほほを結成した頃を振り返ってみて、成長したと思う点はありますか?

りな:
前回「UNIDOL2016-17 Winter」に出て他の出場チームを見て、みんなのUNIDOLに対する思いがとても熱いものになってきましたし、前よりもメンバーの団結が深まったような気がしています。

ゆり:
結成当初は練習日程とかもあまり決まっていなくて、「明日やる?」とか「今週いつ練習できるの?」とかいう感じでドタバタしていましたね。それほほはそもそも結成したのが大会まで1ヶ月もない頃で、実際、本番前に「踊りたくない」と言い出したメンバーもいたくらい切羽詰まっていた時期もありました。ですが、最近はきっちりと管理して練習するようになってきて、より団体らしくなってきました。

「UNIDOL2016-17 Winter」でのパフォーマンスの様子(マネージャー・武田さん提供) 「UNIDOL2016-17 Winter」でのパフォーマンスの様子(マネージャー・武田さん提供)

ありさ:
最初は軽い気持ちで「アイドルみたいに踊るんだ」と思っていたんですが、「UNIDOL2016-17 Winter」の予選に出て、UNIDOLの厳しさを知りました。他のグループは完成度が高くて、まるで目の前で本物のアイドルが踊っているかのようで。「こんなにすごいのか!」と気づかされたんです。甘かった、と反省しました。

それから「これからどうやっていくか」をみんなで考えて、曖昧になっていた部分を見直しました。それで、敗者復活戦に出ました。でも、他のグループがそれぞれの「売り」を持っているなか、それほほにはそれがなくて。「優勝するには何が必要か」というのもよく分かっていない状態で本番に挑むことになってしまいました。ひたすらスタジオを借りて練習していたんですが、案の定、予選よりも順位が下がってしまったんです。

ゆり:
「これからどうすればいいんだろう」って、みんな泣きながら帰ったよね。

ありさ:
そうそう。自然と涙は出てくるんだけど、どうすればいいか分からないみたいな状態で。それで、そこからはもっと厳しくやらないといけないと感じて、時間の管理をしっかりして、練習日数も増やしました。それで、新入生を迎えました。それほほへの本気度やUNIDOLへの本気度が大きく変わったという意味で、成長したんじゃないかなと思います。

—— 今回の大会に挑むにあたって、前回の大会からどのようなところが変わりましたか?

ありさ:
前の大会では、UNIDOLでウケのいいカッコイイ系の曲を無理してやっていました。でも、カッコイイ系の曲は、UNIDOLではウケても、私たちには合っていないって気づいたんです。乃木坂46さんやAKB48さんの曲の方が、雰囲気やダンスが自分たちに合っていました。なので、今回の大会ではそちらを中心にしています。でも、1曲はかっこいい曲を入れてみたりして。だんだんそれほほとしての形ができてきた気がします。

ありさ:
今回は4曲パフォーマンスするんですが、時間がないなかで、それをどう練習するかというのも課題でした。3曲目がとても難しい曲で、「全員で披露する」と「ダンスの得意なメンバーで披露して完成度を上げる」を天秤にかけて考えて、1曲だけ選抜メンバー制をとることにしたんです。それほほはこれまでは良くも悪くもほんわかしていたのですが、決勝進出や優勝を目指して真剣に取り組む気持ちが明確になりました。

—— ありがとうございました。

たくさんの人に愛されるグループへ!

昨年11月の結成から約半年、さまざまなことを乗り越え、グループとしての形を作り上げてきた「それほほ」。今回のインタビューからは、華やかな舞台の裏にある彼女たちの努力がうかがえた。

(写真: マネージャー・武田さん提供) (写真: マネージャー・武田さん提供)

それほほが出場する「UNIDOL2017 Summer」の予選は、今月11日(日)13:30より新宿ReNYにて開催される。こちらは地域別の予選となっており、関東地域の34チームが出場する予定だ。この予選を突破すると、8月29日(火)に開催される全国大会「UNIDOL2017 Summer 決勝戦」に出場することができる。

予選・決勝戦ともに、グループの順位を決めるのは審査員点と観客投票の合計点。ぜひ会場に足を運んで、「SFC」の名を背負って全国の舞台に挑むそれほほを応援しよう。観覧用の前売りチケットは、それほほの公式Twitter(@sorehoho_unidol)から購入できる。

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