慶應義塾大学メディアセンターは独自の図書館システム「KOSMOS」について、2019年9月に新システムに移行することを発表した。新システムは世界約1,800機関で導入されているクラウド型システムで、同センターは資料の多様化による不整合を解消し、より迅速に必要な学術情報を届ける基盤を整備するとしている。また、それに伴って利用規則も変更されるため、利用者は注意が必要だ。

新システムはクラウド型 世界中の学術情報収集が可能に

今回移行するこの新システムは世界41ヵ国、約1,800の機関で導入されているクラウド型のシステムで、導入により世界中の学術情報(論文・記事)の検索が可能となる。また、早稲田大学図書館との共同することで、同図書館の保有する資料とあわせて約1,070万冊の資料を同時検索できる。クラウド型図書館システムの導入は国内初だといい、より快適な研究環境の構築が見込まれる。

利用者への影響は

この移行によりKOSMOSのインターフェースが変更となるほか、URLも変更となるためブックマーク等に登録している利用者は注意しよう。詳細についてはまだ発表されていない。
また、移行作業のため8月中はメディアセンターのサービス内容の制限や開館スケジュールへの変更が発生する予定だ。8月26日(月)には依頼中の資料予約がすべてキャンセルされるほか、27日(火)にはMy LibraryやMy Shelfに保存した貸出履歴と書誌データが消えることになっている。データのバックアップについては必要に応じてこちらを参照してほしい。

貸出規則の変更も同時実施 利用者は確認を

システム移行と並行して貸出規則も9月から見直されることとなっている。ここではSFCメディアセンターでの規則についてのみ簡単に解説する。他キャンパスの規則や詳細に関してはこちらを参照してほしい。

貸出期間

雑誌は今まで3日間としていたところが7日間に延長される。また、休校期間中の長期貸し出しについては、慶應義塾の所属者のみを対象とし、14日間・30日間貸出資料について適用されることとなる(一部例外あり)。
学部生は今まで和書・洋書で異なっていた貸出期間が14日間に統一される。

貸出の更新

貸出期間の更新手続きは今まで回数制限が課されていたが、それに代わって最大期間の制限が課される。この更新最大期間は貸出期間によって異なり、7日間貸出の場合は21日間、14日間及び30日間貸出の場合は90日間、90日間貸出の場合は365日間となる。これは今まで更新に制限がなかった教職員にも適用されるため注意が必要だ。

利用の諸注意

「返却期限日のお知らせ」がすべての資料に対し一律で期限日の2日前と期限日当日の2回自動送信される。また、今まで返却時には学生証・教職員証・図書利用券の提示は不要だったが、新規則適用後は提示が必須となるため忘れずに持っていくようにしよう。

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