2021年度塾生代表選挙の開票作業が行われ、山田健太氏(総2)が来年度の塾生代表に選出された。投票は10日(木)から18日(金)までの約1週間にわたりオンラインのみで行われた。

得票でも山田氏が勝利

開票作業はYouTube Liveで配信の上、19日午前0時10分から行われた。今回の選挙で焦点となった投票率は、規則で定める10%を上回る11.45%。前回の11.9%をわずかに下回った形だ。得票数でも山田氏が優勢となった。

項目 票数
山田健太氏 2093票
しばこう氏 610票
白票 548票
投票数 3251票(投票率11.45%)

今回の選挙では、候補者周知の後にしばこう氏が途中棄権を表明したことで、どの候補や白票に投票しても投票率が全有権者の10%を超えれば山田氏が塾生代表に選出されることとなった。これにより候補者争いではなく投票率の獲得が大きな争点となっていた。

主権者にリーダーの選択肢がなく、「山田氏を選ぶ」か「誰も選ばない」かの二択となった今回の選挙は、「塾生自治組織」である全塾協議会代表を選出する塾生代表選挙の意義を改めて考えさせられるものとなった。

候補者2人の公約

山田健太氏

  • ゼミやサークルなどを始めとしたコミュニティへの参加をサポートする
  • 全塾協議会を含め慶應全体の広報をより透明化し整理し発信する
  • 今に合った用途の財源支出を認可し、必要な団体や人を金銭面でも支援する

    しばこう氏

  • キャンパス全域にドリンクバーを

SFC CLIP編集部の対応

SFC CLIP編集部では部員である山田氏の立候補を受け、候補者周知が行われた11月20日(金)に、投票期間終了まで関連する報道を一切行わないことなどを発表し、政治的中立性の確保に努めた。

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