SFC CLIP編集部が、履修者や競技担当の先生と直に触れ合いながら、シラバスだけでは分からない体育2・3のリアルな授業の様子を調査する、CLIP流体育シラバス。第5弾は、木曜3限に開講されてる、松橋崇史政策・メディア研究科研究員(以下、松橋講師)のベースボールを調査しました。

授業について


 調査した17日(木)の参加者は、聴講を含めて37人。男性が33人、女性が4人でした。参加者の中には、野球初心者の方もたくさんいました。野球をやったことがない人でも、ベースボールの授業に楽しく参加することができるのでしょうか?
 それでは、授業を覗いてみましょう。

授業の流れ


 まずは、準備運動をし、つづいて二人一組になってキャッチボールをします。20分くらいかけて、しっかり体をならします。

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 次に、野球初心者と野球経験者の2チームに分けます。この日は、それぞれグループごとに、クイックスロー(捕球してから、すばやくスローイングすること)、トスバッティング(緩くトスされたボールを、軽く打ち返すこと)、そしてノックを行いました。

体育3


 残りの時間は、実際にゲームを行いました。
 野球初心者グループでは、女性には打球がよく飛ぶよう、ひと回り小さいC号球を使ったり、未経験者にはバッティングパンチ(球を固定し、バッティングを補助する道具)を使ったりと、参加者全員が楽しんでプレイできるような工夫がなされていました。
 みなさん、和気あいあいと野球を楽しんでいるようでした。

体育4


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 一方、野球経験者グループでは、本格的な試合が繰り広げられていました。中には、甲子園に出場したことがある人もいるそうです。経験者も、不満を感じることなく、野球を楽しめたようです。

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授業後の感想


 授業終了後、授業に参加した3年生の女性に話を聞くと、「野球未経験者でもしっかり教えてくれるし、みんなが助けてくれるから楽しめた」と話していました。

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 「娯楽として観る野球もあるが、実際に体を動かして楽しんでほしい」と話す松橋講師。参加者によって実力が異なるので、それぞれの参加者に合わせて練習方法も工夫している。
 「以前からベースボールの授業に参加し続けている人も、これからベースボールを始める人も、継続して参加し、ぜひベースボールがうまくなってほしい」と話してくれました。

体育8


 10月も下旬に入り、秋が深まってきました。ベースボールを履修して、スポーツの秋を充実させてみてはいかがでしょうか。