SFC-IV(慶應藤沢イノベーションビレッジ)前にて、SFC生が運営するキッチンカー「キッチンたまり場」がオープン。その本格的な店構えやメニューのタコライスがSFC生の間で話題になっている。気になるお店を編集部員が取材した。

キッチンカー「キッチンたまり場」

キッチンカー「キッチンたまり場」

SFC-IV前に現れたキッチンカー 「キッチンたまり場」

5月初旬にSFC生が運営するキッチンカー「キッチンたまり場」がオープンした。毎週月・金曜日の10:30-14:30に営業しており、現在はタコライスやラムネを販売している。キッチンたまり場は本館前から徒歩5分のSFC-IV前にあり、シャトルバス「鴨池急行SoKanKan」でのアクセスもいい。近くにごはん処が少なく昼食の選択肢が限られるSFC生にとってもありがたい。

キッチンカーに集まる学生たち

キッチンカーに集まる学生たち

編集部員が訪れた金曜のお昼時には、本館へ移動していく看護医療学部の学生を中心に賑いをみせていた。また、学生だけではなく地元遠藤の住民や、SFC-IVの入居企業の人たちも集まり、様々な人たちが交流出来る場所になっているようだ。

お昼どきにピッタリ 心温まるタコライス!

タコライス(左)とタコライスミニサイズ(右)

タコライス(左)とタコライスミニサイズ(右)

さっそく編集部員はタコライスを注文。トマトやレタスなどの新鮮な野菜としっかり味のついたひき肉がのっていて、お腹の空いたお昼時にはピッタリ。さっぱりとした野菜とジューシーなひき肉がふんわりとしたご飯に絡まり、クセになる味わいとなっている。500円でこれはうれしい。

来店したお客さんとの写真が貼られている。

来店したお客さんとの写真が貼られている。

日本に「たまり場」をつくりたい 店長柴田さんの思い

店長の柴田雅史さん(総2)に「キッチンたまり場」をはじめたきっかけやその思いを聞いた。

「キッチンたまり場」店長の柴田さん

「キッチンたまり場」店長の柴田さん

— 「キッチンたまり場」を始めたきっかけはなんですか?

去年の夏、マレー・インドネシア語の授業の影響で2週間インドネシアに一人旅をしたのがきっかけです。日吉キャンパスのインドネシア語の先生の家がジャカルタから1時間ぐらい離れたレンテンアグンという町にあり、そこに1週間ほど泊まる機会を頂いたんです。町の人たちは「カンポン」という100人くらいの集落で生活しているんですが、夜になるとみんなで集まります。ご飯をたべながら、子どもは一緒に遊んだり、男達はみんなでタバコを吸ったりして過ごしていました。そういう近所や家族のつながりが温かいと感じました。

しかし、日本に帰ってくるとそのような集まりが全く無いことに気づいたんです。最寄駅から自分の家に帰るまでに、誰からも「おかえり」と言われないのが寂しいことだと思うようになりました。

— 地域の人が集まる場に魅力を感じたんですね。なぜキッチンカーにしようと思ったんですか?

インドネシアでは週末に屋台のおじさんがとてもシンプルな飲み物を売ってるんですが、屋台が来ると子ども達が集まってくるんです。「飲み物をくれー!」みたいな感じで(笑)。でもお金がないから親を連れてきます。

屋台のおじさんは飲み物を売っているだけなんですが、屋台が来ることによって人が集まり、子どもたちは遊びを始める。そして、親たちはその遠くで井戸端会議を始めるんです。そこで、「このおじさんが来てるからたまり場が生まれてるんじゃないか?」と思い、自分がこの屋台のおじさんのようになって日本にたまり場をつくりたいという気持ちが生まれました。

— キッチンカーといったお店を通して、「たまり場」をつくりたかったんですね。

こうしたアイデアを持って日本に帰ってきたんですが、しばらく上手いやり方が見つかりませんでした。そんな時、キッチンカーを余しているという昨年度SFCを卒業した先輩に会ったんです。インドネシアでは屋台のおじさんだったけど、日本ではキッチンカーで出来るんじゃないかと思い、「キッチンカーでたまり場を作る」というプロジェクトを始めました。

— 今後の展望を聞かせてください!

ゆくゆくはいろんな地元をまわってたまり場をつくりたいです。最初は知らない人どうしが集まるかもしれないけど、ちょっとずつ面識が生まれ、徐々に心を許す関係をつくれるんじゃないかと思っています。SFCだけではなく、藤沢市、日本中に人々が心を許せるたまり場を作っていきます!

藤沢市内において新たに出店できる場所・スペースを探しているので、情報をお持ちの方は連絡をくれるとうれしいです。

あと、ずっと同じものを売ってると飽きるので、色々とメニューを変える必要があると思っています。今までには、トマトスープやフライドポテトをやりました。これからも、色んなものにチャレンジしていきたいです。

キッチンたまり場には、静かな風景に囲まれた気さくな店主とお客さんの居心地の良い空間が出来上がっていた。これからも様々なメニューを提供していくというキッチンたまり場に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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