17日(水)、孫福弘総合政策学部教授が横浜市立大学理事長の予定者に決定したと中田宏横浜市長が発表した。


 2005年4月より地方独立行政法人化する横浜市立大学では、理事長と学長が別に置かれ、理事長がこの法人の最高経営責任者となる。今回の発表によると、この理事長の予定者に孫福弘教授が決定した。孫福弘教授は、SFCの創立の中心的役割を担ったスタッフの1人で業務改革推進室長なども経ている。
 今回の決定について、孫福弘教授はSFC CLIPの取材に対して、「(自分にとって)SFCを立ち上げたことが原体験となって、今回の横浜市立大学理事長を引き受けた。SFCでの体験がなければ、引き受けなかったかもしれない。SFCでやろうとしたことの延長線上に横浜市立大学の改革がある」とコメントした。
 今後、孫福教授は2004年1月より横浜市大学改革推進本部の顧問として活動をはじめ、同年4月にはSFCを辞めて、横浜市立大学の改革事業に専念する予定。
【孫福弘(まごふく・ひろむ)氏プロフィール】
 1940年生まれ。慶應義塾文学部卒業後、1962年に慶應義塾職員となり、湘南藤沢キャンパス事務長などを経て、2001年7月より慶應義塾大学総合政策学部教授に就任。SFCの初代事務長として、SFCの創立の中心的役割を担う。著書に、「大学の自律と自立」(共著・丸善2001)「総合政策学の最先端II:インターネット社会・組織革新・SFC教育」(共著・慶應義塾大学出版会2003)など。