今年のホームカミグデイは16日(土)に開催される。残すところあと一週間となり、準備の方も着々と進んでいるようだ。今年の見所や特徴、初めての秋祭との共同開催について、ホームカミングデイ2004実行委員長の南政樹 環境情報学部専任講師に、お話を伺った。


◆ホームカミングデイとはどのようなイベントですか?
 ホームカミングデイは、SFC生(卒業生)の同窓会みたいなものですが、ちょっと違います。最も大きな違いは、その対象として在学中の学生や教職員が含まれることにあります。卒業生にはいろいろなバックグラウンドを持っている人がいますが、卒業生と在学中の学生の皆さんとが実際に知り合う機会はあまりなく、結果的にこの財産を活用できてないと思います。
 当事者もあまり気づいてないけれど、実は失ってしまっているいる「機会」を、キャンパスやSFC三田会の卒業生連携の一環として提供し、そのターゲットを「在学生、卒業生、教職員」に設定して、ホームカミングデイが開催されているわけです。
◆ズバリ見所は?
 まず、昨年から始まったフットサルが大きな見所です。キャンパス全体を対象としたスポーツイベントが全くないSFCで、二年続いたものは他にないと思います。12日(火)正午まで追加のエントリを受け付けています。ぜひチームを作って参加してください。
 θ館では、我らが冨田勝先生の講演があります。「性格と遺伝子:君の性格を支配する遺伝子が次々と明らかに」というタイトルで遺伝子と性格の関係について、いつも通り熱くお話いただけると思います。
 講演会の後には、湘南藤沢学会主催でパネルセッションを行います。今回は「音楽業界」にターゲットをあてて、元ソニー・ミュージック・エンタテインメント社長で、ソニー PlayStation2 プロジェクトの立役者でもある丸山茂雄氏をお招きしています。
 ノース食堂でのパーティーでは、来週本当に結婚する卒業生をお祝いする企画があります。多くのバンド演奏もあります。
 エンディングでは秋祭と合流し、SFC伝説のブルースシンガー「J.M.」氏と卒業生・ロック研によるセッション、花火会による花火の打ち上げで締めくくります。
◆秋祭との共同開催にいたったのは、どうしてですか?
 この時期に二つの大きなイベントを行うのは、スケジュール的にもリソース的にも難しかったことも大きな理由ですが、秋祭との相乗効果を狙った、というのが、正直な理由です。
◆共同開催について見込めるメリットは?
 共同開催のおかげで、卒業生にとっては「活気あるキャンパスに戻る」機会を与えることができます。一方で、秋祭に参加する皆さんには、丸山茂雄氏のような方をお呼びしたり「J.M.」氏のようなコンテンツを提供できるわけです。
 これによって、秋祭・ホームカミングデイどちらも、過去最高の参加者を記録することが期待されます。