昨年度は、実行委員を務める人がおらず開催されなかったTake Off Rallyだが、今年度は復活することが分かった。Take Off Rallyとは、日吉で行われる慶應義塾の卒業式とは別に、SFC独自の卒業パーティーとして毎年3月に催されてきたイベント。今年度のTake Off Rallyは、卒業式の前日の3月22日(水)に14時開場で14時30分18時30分の間、行われる予定。開催場所は、日の出桟橋出航の船上で、東京湾を2周しながら、立食のパーティー形式で行われる。参加費は1万円を予定している。なお、船でイベントをする都合上、参加者は380名までとなっている。


 予定しているプログラムは、冨田・小島両学部長の挨拶やSFC AWARDの表彰や、SFCのサークルからの出し物などで、他にも様々なコンテンツが企画されている。プログラムについては、現在詳細を詰めている段階で、実行委員では、参加者同士でイベントを作っていきたいとしており、協力者を募集している。
 Take Off Rally実行委員会は、11名のメンバーがおり、イベントに賛同している発起人が約40名集まっている。6日(金)の18時からι22にて発起人に対する説明会が行われ、19時から、タブリエの「LADYBIRD CAFE」に場所を移し、決起集会が行われた。説明会では、実行委員会のメンバーのあいさつが行われた後、お世話になった人に感謝の意を伝える場にしたい、最後に4年生同士で一体感を持って盛り上がりたいなど、今年のTake Off Rallyのコンセプトが話された。決起集会では乾杯のあいさつの後、立食形式で歓談を交わしながら、パーティーが行われた。

SFC CLIPでは、Take Off Rally実行委員会代表の情野誠人さん(環4)にインタビューを行った。
Take Off Rally復活に至る経緯を教えてください
 Take Off Rallyは一期生が始めて以来、毎年3月の卒業式前後に行われてきました。“Take Off”=“離陸”という意味は卒業生が育ったSFCの大きな大地を離れ、それぞれの道に向かって旅立つという意味があります。伝統的な行事であったにもかかわらず、昨年度は担当する人がいなく開催されませんでした。私たちはSFCで共に学び、成長してきました。最後に卒業生が互いの飛躍を誓える場を作りたいと考え、Take Off Rallyを復活させることにしました。
Take Off Rally開催の目的を教えてください
 4年にわたる学生生活の中で多様な体験を積むことができました。それは決してひとりの力でできたわけではなく、先生・両親・職員・先輩・後輩など学生生活で出会った多くの方のお陰です。今年のTake Off Rallyでは、4年生がこれまでお世話になった方を招待して、4年間の成長を見ていただくと共に、感謝の気持ちを伝える場にしたいと思っています。
Take Off Rallyを船上で行う理由を聞かせてください
 SFCという港から船で旅立つことをイメージしたことと、参加してくれる人の思い出に残したいという考えからです。参加者の記憶に残るTake Off Rallyになればいいなと思っています。
Take Off Rally開催にあたり、意気込みを聞かせてください
 私は、在学中、秋祭実行委員として、参加者が一体になれる空間づくりを目標に「ドミノ倒し大学日本記録へ挑戦」や「未来への地上絵」といった企画を行ってきました。私が、最後に実現したいと思うことは「4年生の結束」です。最後に参加者全員が肩を組んで若き血を歌えるくらいの一体感を持てればと考えています。今回のイベントは決して実行委員だけが作るものではありません。大学生活を共に過ごしてきた我々4年生が、最後に結束して最高のパーティーを作りましょう。みなさん、ご協力よろしくお願いいたします。
Take Off Rallyに協力したい4年生はどうすればいいですか?
 まず、Take Off Rallyに参加してもらいたいです。次に友達を誘って欲しい。3つ目は、ぜひ実行委員になってイベントの運営に関わって欲しいですね。実行委員になってくれる方は、私のところまでメールをもらえると嬉しいです。(宛先:情野 [email protected])