20日(月)、義塾は共立薬科大と合併を前提とした協議に入ることで合意したと発表した。合併協定書が締結された場合、2008年4月1日(火)を目標として慶應義塾大学薬学部および薬学研究科が設置されることになる。


 義塾にとって、今回の合意は既存の医学・医療研究・看護学研究・生命科学研究などに弾みをつけることが狙い。一方で、単科大学である共立薬科大は、2006年度から実施された「薬学教育6年制」が病院実習の必要性を高めるものであったため、大学病院を持つ義塾との合併が最善策と判断した形だ。また、両大のキャンパスが近いことも合意の一因になったと考えられる。
 今後、義塾と共立薬科大学は「両法人合併推進会議」(仮称)を立ち上げ、2007年3月を目処に合併協定書の締結を目指す。なお学部および研究科設置予定の2008年は義塾にとって創立150年を迎える年。記念事業の一環として「伝統的学問体系を基礎として感動体験・国際体験の教育を重視する新しい学部創設への挑戦」も掲げられている。
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