松原弘典研究会と長谷部葉子研究会は22日(火)、23日(水・祝)に開催されたORFにおいて合同プロジェクトのコンゴ民主共和国アカデックス小学校プロジェクトについて展示を行った。このプロジェクトでは、松原弘典研究会が建築設計を、長谷部葉子研究会が学校運営企画を担当している。

コンゴアカデックス小学校プロジェクトとは?

小学校の模型

コンゴ民主共和国アカデックス小学校プロジェクトは、コンゴに私立小学校を作るプロジェクトだ。「作る」には、建物を建設することから教員を集めることまで含まれる。プロジェクト対象地にはコンゴが選ばれたのは、サイモン・ベデロ環境情報学部講師の出身国であることが理由だ。サイモン・ベデロ講師からコンゴの小学校の現状を聞くことからこのプロジェクトはスタートした。
 校舎は6棟作るのが目標で毎年1棟ずつ作っている。今年で3棟目の建設を完了した。既に100人以上の児童が通っており、あと数学期の運営で黒字になるそうだ。

実際に足を運ぶ意味は大きい

コンゴ民主共和国アカデックス小学校プロジェクトの長谷部研側のリーダー柏原謙太郎さん(総2)は「最終的にコンゴのモデルスクールになることを目標にしています。最初は研究会単位、SFC単位のプロジェクトでした。しかし、今やコンゴの初等教育省や日本の外務省にもバックアップを受ける程、大きなプロジェクトとなりました。当然、現地に行く前から話は聞いていましたが、やはり実際に足を運びプロジェクトを動かすことの意味は大きいです。辛いこともありましたが、今はとても充実感を感じています」と語った。

柏原謙太郎さん(総2)

様々な学際的コラボレーションが行われているSFCにおいて、特に素晴らしい共同研究ではないだろうか? SFCの理念の通り、全く違う分野の研究会が手を繋いだ様をひしひしと感じさせられるブースだった。