23日(水)東京六大学春季リーグ戦の早稲田大学対明治大学(それぞれ以下、早稲田・明治)4回戦が行われ、早稲田が3季ぶり43回目の優勝を決めた。


 前日の3回戦までを終えて互いに1勝1敗1分。早稲田が勝てば優勝が決まるという状況で23日、4回戦が行われた。早稲田は優勝に王手をかけているこの試合、早稲田は昨年の甲子園優勝投手、ルーキー吉永健太朗に先発のマウンドを託した。
 2点ずつを取り合って同点で迎えた5回表、早稲田の地引雄貴が適時二塁打、茂木栄五郎の犠牲フライによってさらに2点を取る。中盤で早稲田リードを奪い、俄然優勝ムードが高まる。だが後が無い明治が待ったをかける。8回裏に5番岡大海の2点タイムリーが飛び出し試合は再び同点になる。
 何としても優勝を決めたい早稲田は9回、4番の杉山翔大と代打の髙橋直樹による適時打によって2点を挙げ優勝が決まったかのように見えた。しかし、明治が執念の反撃を見せる。9回裏、明治の4番小室和弘が2点タイムリー。6-6と三度同点となり、試合と早稲田の優勝は延長戦へ。
 試合が決したのは10回表。早稲田の主将・佐々木孝樹がタイムリーヒットを打ち、勝負有り。10回裏を無事に抑え早稲田の勝利に終わった。なお、早稲田の優勝は43回目となり法政大学と並び最多となった。