18日(水)、SFCラボラトリー委員会はSFC研究会合同説明会を開催した。以前からSFC生の間でFacebookやTwitterを通じて話題となっていたこのイベントは、500名以上の参加者が押し寄せるほどの大盛況となった。

高校生も参加! ごった返しのΩ11


 会場のΩ11は、開会の時間を過ぎてもなだれ込んでくる学生で溢れ返り、用意された500枚の配布資料はすべてなくなった。1年生、2年生が参加者のほとんどを占める中、高校生も数人参加しており、会場からは驚きの声が上がった。

Ω11



 ガイダンスは押し気味のスケジュールで始まった。冒頭で、國領二郎総合政策学部長は「これほどの学生が研究会の情報を求めてやってきたということは、今まで大学側の情報提供が不十分であった証拠。数えきれないほどある研究会の中には、規模が小さくても素晴らしい活動をしているところはたくさんある。ぜひこのイベントを通じて、探してみて欲しい。充実した時間を過ごしてください」と挨拶した。

國領先生



大移動



学生と熱気が溢れた教室説明会


 ガイダンス後には、εとιの各教室、計51のブースで説明会が行われた。教室は、主催側が独自に決めたジャンルごとに分けられており、今回は「デザイン」「IT」「プロジェクト/建築都市地球」「ヒューマン」「健康バイオ認知」「経営会計マーケティング」「政治経済社会」の計7教室。30分1タームの発表・説明会を3ターム行い、参加者は各タームごとにそれぞれ好きな教室へ足を運んで説明を受けることができた。普段このような分類でSFCの研究会が紹介されることはまずない。そのため、どの研究会にしようか当たりがついていない学生でも、自分の興味に沿って探しやすい環境であったに違いない。

立て看板



階段



 ここでも各教室は、大勢の学生達で埋め尽くされていた。特に、デザイン系の研究会が集まるε21は室内の移動すらままならないほどの混雑で、夏の暑さと相まって息苦しいほどの熱気だった。

説明会



デザイン


 

今後は研究会同士の交流も


 これほどまでの大盛況ぶりを、主催側のSFCラボラトリー委員会はどう捉えていたのか。代表の奥田真嘉さん(環4)にお話を伺った。
 「事前のFacebook募集では、350人ほどが参加予定となっていました。研究会所属者としての参加者を除き、当日飛び入り参加の人も考えると300-400人くらいになるだろうと思っていたのですが、500人以上も来てくれて本当にありがたいです。」

廊下



 「今回は、少しでも多くの研究会を回ってもらえるよう、ターム制、ジャンル分けなど様々な工夫を凝らしました。ただ、SFCには大きい教室が少ないうえに、このように移動を伴うため狭く苦しいという状況になってしまったことは残念です。今後は、研究会所属者同士の交流を目的としたイベントも開きたいと考えています。また、新規メンバーを募集して、現在の4年生が卒業した後も続けていける体制を整えたいです」

 新たな「問題解決」を目指して立ち上がった団体の最初のイベントは、多くの教員やプロジェクトまで巻き込み、大成功に終わった。来学期以降の活動にぜひ期待したい。

黒板