ORFでは自分の役割分担で忙しかった学生も多いだろう。そのため、学部長がORFでどんな行動をしているのか知っている人は少ないのではないだろうか。SFC CLIP編集部ではORFでの1日を追って、國領総合政策学部長がORFでどのように過ごしているのか、追っかけ取材を行った。


 ORF1日目。予定されているセッションを調べたところ、主な活動は午後からに集中していた。





ORF1日目の國領学部長が出席したセッション
12:00-13:30全国自治体ICTサミット
14:00-15:30SOI アジア
16:00-17:30遠隔教育はイノベーションを興すのか?

 ORF初日は、昼から午後にかけてセッションが連続して行われていた。もちろん、國領学部長は全てのセッションで討論者として参加しているわけではなく、司会など様々な役割で各セッションに加わっていた。SFC CLIP編集部ではこの多忙なスケジュールの中で、最後のセッションを終えた所で國領学部長からお話を伺った。

—-今日のORFは盛り上がっていると感じますか?


 会場運営関係者の配慮もあり、来場者が質問等で参加できるようになっていてとても充実していると思います。今回のORFでは特に来場者の参加を強く感じます。

—-1日目が終わって、2日目に向けて一言お願いします。


 1日目は仕事関係の方や個人的にSFCに興味を持たれている方が多く来場されますが、2日目は高校生や普段SFCになかなか縁がない方も来場されるということもあり、雰囲気がかなり違ってくるので楽しみです。また、セッションの内容も1日目と2日目でかなり変えているので、楽しんで頂けると思っています。

ORF2日目にかけて


 ORF1日目の國領学部長は、多くのセッションで司会や登壇者として出席していたが、当初タイムテーブルで確認していた限りでは1日目とは打って変わって自由な時間を持っている印象を受けた。初日と同じく10:00からORF2日目が始まった。
 國領学部長自らが司会を務める最初のセッション「インターネットと日本の選挙」が終わった後、國領学部長のブース見学に同行することができた。

國領二郎1ブースを周る國領二郎総合政策学部長。


國領二郎2一つ一つの作品に目を通していた。


ブースでの見学を終えた後にインタビューに応じてもらった。


—-今年の知のバザールというテーマを、どう解釈していますか?


 バザールとは、いろんな人が集まる場であってごった煮というか、決してマーケットではなく、いろんな人が交わり持ち寄る場=バザールというイメージです。

—-ORFは在学生だけではなく受験生も多く来場していますね。


 ORFはたしかにSFCを志望する受験生もターゲットにしています。受験生にはぜひORFに来て欲しいです。そしてSFCの問題解決のテーマを感じ取ってもらえると良いと思います。

—-このORFを開催するにあたって苦労した点はありますか。


 このような大きなイベントを開催する場合、なにも支障がないということはありえないです。2010年までは六本木ヒルズで開催していましたが、去年から東京ミッドタウンで開催することになって広い会場を確保するのが難しい。そして日程調整に至るまで、今年はオペレーションの立場で動いてきたので大変でした。

 ORF2日目、18:00-19:30まで行われた最後のセッションの「SFCの未来を語る」では村井純環境情報学部長と揃い踏みで出席し、現在の課題から、SFCのこれからに期待したいことなど、SFCの未来について熱く語り合った。

2日間のORFを終えての一言


 来ていただいたお客様が積極的にORFに参加していただけたのがとても嬉しかったです。今年はブースも型にはまったやり方ではなく、自由にできていたので、楽しい感じでした。準備をした方々は大変苦労されたのではないでしょうか。毎年、トラブル続きで大変なORFですが、1年に一度、このORFを続けていくことに価値があると僕は思っています。来年もこのような形で続けて行ければいいと思っています。