慶應義塾大学学生部より、学内の全公認団体の学生責任者宛に、飲酒事故対策資料という書類の提出を求める旨のメールが送信されていたことが分かった。


 SFCの学生生活支援担当によるとこの措置は昨年、三田のテニスサークルで起きた飲酒死亡事件が発端だという。

 また昨年は、慶應義塾大学のみならず、全国で未成年飲酒および飲酒死亡事故の割合が高かったことから、今回「飲酒事故対策資料」の提出を求めることになったという。

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 この資料は、学生団体の飲酒に関する意識がどの程度のものか調査し、しっかりした意識を学生団体に持ってもらう、ということを目的にしたものだ。以下の項目を記入しなければならない。


  1. 未成年者に飲酒をさせないための対策。

    例: 未成年者にはバッジを配り、つけている人には飲ませない、など。


  2. 飲酒の強要を断れないような習慣を作らない抜本的な対策。

    例: いっき飲みはしない、と飲み会の前に決めておく、など。


  3. 飲酒事故が発生してしまった場合の危機管理体制。

    例: 救急連絡先を携帯電話に登録しておく、など。

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     書類には、団体の会長(顧問教員)の印をもらい、公認団体の更新手続きの際に提出する必要がある。公認団体の学生責任者はしっかりと書類を提出することはもちろんだが、その他の団体に所属している学生も、飲酒事故の防止に努めるよう一層注意したい。