2015年度から学部を4年間で卒業する場合とほぼ同じ費用・期間で、総合政策学、環境情報学の学士号と政策・メディア研究科での修士号取得の両方が可能になる。この制度を利用できるのは2015年の4月入学者からとなる。

新プログラムの特徴

この「学部・大学院修士4年一貫教育プログラム」という事業は、SFCが2015年に開設25周年を迎えることを記念して開始される。学部を3年間で卒業し大学院の修士課程を1年で終わらせることで、4年で学士号と修士号が取得できるようになる。一般的に修士号取得には6年かかるため高額な学費がかかる傾向にある。このプログラムは、従来は4年+2年の修士学位取得までの期間が、通常4年間で学士および修士の2つの学位を金額も大差ないまま取得できるようになったという理由から大学院進学を躊躇している学生を支援する。
 元々SFCには5年間で修士学位を取得できる飛び入学制度が存在した。しかし、この制度を利用した場合、途中で学部を退学する必要があった。従って学士号が取得できず、万が一その後修士号も取得できなかった場合、学位が何も無い状態になってしまう危険性があった。一方今回の新しいプログラムでは、学士も取得できるように設計されているため、従来のような危険性は低減されている。

プログラムへの参加方法

学部1年目が終了した段階で、プログラム参加希望者には担当教員がつき、修士論文執筆までを指導する。3年次には通常の卒業要件(所定の単位取得と卒業プロジェクト提出)に加えて、一定のGPAを満たすことで学部を1年早く卒業できる。また、学部在籍中も大学院の単位を12単位まで先取りで取得できるようになる。

学位取得(学士+修士)
大学院 1年 修士論文提出・最終審査
学部 3年 ・4年一貫教育プログラム必要要件充足 ・卒業プロジェクト(卒業論文)提出 ・所定単位取得
2年 プログラム参加・指導教員決定
1年
4 年一貫教育プログラム (学部 3 年+修士 1 年)