お待たせいたしました!とうとう、今週号から中国語研修についての特集が始まります!中国語研修特集第1回目の今回は、おととしの復旦大学への研修に参加した学生の声をご紹介します。本研修は春と夏の年に2回行われ、期間は1ヶ月、留学先は北京大学・復旦大学(上海)・清華大学(北京)の3大学です。春の北京大学への研修を除いては参加資格に制限がなく誰でも参加することができますので、興味のある方は是非チャレンジしてみて下さい。


(1) 全体の感想
 まずは何と言っても、現地(上海)の暮らしを肌で感じることができた点が良かったです。のら犬が道端をふらふらしていたり、お金を乞う人がいたり…私たちが住む日常の世界とはかけ離れた、中国の生の光景をリアリスティックに味わうことができました。中国人の学生との交流は、授業と宿泊所の関係で残念ながらあまり機会がなかったですが、午前中の授業が終わって午後にみんなで街へ出かけて行って遊ぶと必ず中国語を使うので、楽しんで語学の習得に専念することができました。
(2) 研修内容
 研修内容は、午前中は授業で、午後は完全に自由行動でした。語学の授業は、1番最初にクラス分けテストをしてから、夏季講習用に作ってくれたテキストに沿って進められます。授業風景は、中学や高校の時の英語のクラスなどを想像して頂けるとイメージが沸くと思います。前日に予習をし、分からない単語などを調べて授業に臨み、教材に沿って毎日1課ずつ進むという感じでした。また、新しい言い回しやことわざなどもどんどん教わることができます。私のクラスには、日本の他大学の人や社会人も参加していたので、そこから得るものがとても大きかったです。
 12時までの授業が終わると午後は自由行動なので、友達と繁華街へ買い物に行ったりしました。上海は都会なので東京とよく似たところもあり、楽しく安く遊べぶことができます。あと、ご飯はとにかくとってもおいしいですよ。また、オプショナルツアーという一泊二日の小旅行が隔週で企画されるのでそれに参加したり、ガイドさんが観光名所に連れて行ってくれたり、現地の社会科見学に参加したりすることもできます。オプショナルツアーは費用が高めですが、よい機会ではあると思います。
 ただ私個人の意見としては、勇気を出していろいろな所に自力で行ってみるのがベストです!!中国語を必死になって使うし、何より充実感があるからです。ただしあやしいダフ屋系につかまっても、やり過ごす自信と元気がないと厳しいかもしれません。
(3) 小話
 私たちが中国語を履修していた頃は今と環境が少し違って、インテンシブ外国語が2期まで必修だったので、研修に参加したメンバーとは長い間の友達で、クラスは兄弟みたいに仲が良かったので、不安などもなくとっても楽しかったです。
 研修に参加すると元々の友人とも益々仲良くなりますし、今は参加資格に制限がないようなので、新たな友人を増やすチャンスでもあると思います。また、私が行った先の復旦大学に長期で留学している日本人の方々と宿泊先が近かったので、歓迎パーティーを開いてくれたりして、新たな出逢いも沢山ありましたよ!
(4) 改善してほしいところ
 旅行社関連では特にありません。強いて言うなら、中国人には「サービス」という概念がないのだろうか、と疑問になることくらいです。トイレがいきなり壊れたり、エアコンの効きが悪かったり、日本と同じ感覚で行くと驚くことが多かったですかね。それも勉強になりますが(笑)
(5) その他付け加えたいこと、HP情報など
http://hongkong.sfc.keio.ac.jp/training/
中国語研究室のHPにある研修プログラムについてのページです。