この時期メディアセンターは、梱包されたパソコンを取り出し、格闘している新入生であふれている。共同購入のラップトップが到着する時期に見られる、いつもの風景だ。読者の中には、自分の新入生の頃を思い出される方もいらっしゃることだろう。


 13日(木)・14日(金)に、ラップトップ共同購入の初期設定講習会が行われた。初日はウィンドウズユーザ向け、2日目はマックユーザ向けに行われた。今回筆者は、そのマックユーザ向けの講習会に潜入してみた。

講習会が行われている教室を覗くと、そこには白いアップルマークの光があふれていた。新入生がもう電源を入れているのかと驚いたが、実は教室に居た半分の人は、SAを名乗るマックユーザの在校生。新入生は、大きな黒い箱と、取り出した銀色のマシンを前に、緊張した面持ちで講師が来るのを待っている。

講習は、ITC助手の遠山氏によって、まず箱の開封の仕方から説明が行われた。パソコンを起動する段階になると、「マックは、一目で生徒が電源を入れられたかどうかが、わかる(笑)」という冗談も飛び、和やかな雰囲気で行われる。その後、メールの読み方・各アプリケーションの使い方を紹介し、特にトラブルも無く進んだ。

続いて、松村太郎さん(政・メ2)によって、iアプリの連携方法など、マックを使った応用例を紹介される。iChatによるビデオチャットや、iMovieでの映像編集など、その場で撮影した映像を交えながら実演した。最後に、今後SFCで、マックユーザのイベント開くと宣言し、プレゼンテーションを終えた。
 
 共同購入でマックを選択した人は、結果的に少数であったようだ(日本のウィンドウズユーザとマックユーザの比率と、ほぼ同じらしい)。講習会に来た新入生が、マックの良さを広めていけば、今後04世代にもマックユーザが増える可能性は高い。
もっとも、筆者はウィンドウズ派だが。