5日、今年も明治神宮球場で、東京六大学野球2022秋季リーグ戦、最終カードである早慶戦1試合目が行われた。熱戦の末、慶4-5早で早稲田大学(以下、早稲田)が勝利した。

早慶戦で2勝すればリーグ優勝

今日5日時点での試合のリーグ結果は以下の通り。今季のリーグ戦で義塾は現状2位にあり、今回の早慶戦は1位の明治大学との優勝争い、並びに早稲田との2位争いとなっている。

学校名 試合 勝点 勝率
明大 12 9 2 1 4 .818
慶大 13 8 4 1 4 .667
早大 9 7 2 0 3 .778
立大 12 4 7 1 2 .364
法大 12 4 8 0 1 .333
東大 12 1 10 1 0 .091

六大学リーグの規定上、各カードではどちらかが2勝するまで試合を行うことになっている。

明日、早慶戦2試合目で義塾が勝利すれば、月曜日にもう1試合早慶戦が行われ、そこでリーグ戦の決着がつくこととなる。義塾は早慶戦で2勝すればリーグ優勝、負ければ明治大学が優勝、義塾は3位転落となる。

今回、SFC CLIP編集部は春季同様現地取材を実施し、公式Twitterにて現地から試合の様子を写真つきで速報した。

スタメン発表 過半数がSFC生!

義塾のスターティングメンバーは以下の通り(敬称略)。

打順 選手 学部
1 朝日 晴人 環4
2 下山 悠介 商4
3 廣瀬 隆太 商3
4 萩尾 匡也 環4
5 山本 晃大 総4
6 古川 智也 環4
7 宮尾 将 商4
8 宮崎 恭輔 環3
9 増居 翔太 総4

義塾の先発投手は増居、早稲田は加藤。

プロ野球ドラフト会議で指名を受けたメンバーとしては、巨人から2位指名を受けた義塾の萩尾、西武から1位指名を受けた早稲田の蛭間がスタメン入り。またDeNAから5位指名を受けた橋本達弥(環4)が中継ぎで登板した。

得点表

1 2 3 4 5 6 7 8 9
K 0 0 0 0 0 0 0 3 1 4
W 1 0 0 0 0 2 0 0 2X 5

序盤から早稲田の熊田にホームランを許す

試合は初回から波乱の展開に。早稲田の1番熊田にソロホームランを取られる。開始直後の先制アーチに早稲田の応援スタンドは大盛り上がり。

開始早々の失点に義塾は動揺し、4番の蛭間にヒットを許したものの、その後はペースを取り戻して優勝候補の意地を見せた。

先発した増居投手 先発した増居投手

2回以降は先発投手の増居が本来の力を取り戻し、鋭い投球で早稲田のチャンスを幾度となく抑え込む。

この間、義塾打線は出塁する場面もあったものの得点に繋げられず、無得点が続いた。

早稲田の先発 早稲田の先発

6回裏 早稲田の蛭間が2点を追加

試合が再び動いたのは6回裏。早稲田の松木のフライから出塁を許すと、続く中川の送りバントで2塁へと進まれる。ここで早稲田の4番蛭間が吠える。1回裏での大きな当たりを更に上回る、スクリーン直撃のホームランを打たれ一挙2点の追加点を浴びる。

6番吉納にも二塁打を浴び、増居も少し焦り気味。それでもリードを広げる早稲田に一歩も退かず、守備陣との見事な連携プレーでこの回を2失点で守り切った。

8回表 義塾のチャンス 一挙に同点まで

次に動いたのは8回表。増居投手の代打本間が内野安打でチャンスを作り、下山のツーベースヒットで代走の古野がホームベースへ。義塾のこの日初めてとなる得点に観客がどっと沸いた。

その後も義塾のチャンスは続く。廣瀬のヒットで2、3塁のチャンスから山本のタイムリーヒットで2点を追加。一挙に同点まで追いつく。

山本がバットを折りながらの左適時打を放ち、走者を帰還させた 山本がバットを折りながらの左適時打を放ち、走者を帰還させた

早稲田はこの場面で投手を原へ交代し、8回表を締めくくる。また、義塾も8回裏で投手を橋本達弥(環4)に交代した。

早稲田の原投手 早稲田の原投手

義塾の橋本投手 義塾の橋本投手

最後は早稲田の再逆転勝利

9回表、9番吉川海斗(法3)が初球でホームランを放ち、義塾がついに念願のリードを得る。

吉川のソロホームラン 吉川のソロホームラン

早稲田の吉納に中安打の出塁を許すと、続く代打梅村の送りバントで1死2塁のチャンスを作られる。さらに山縣のバントから代打の森田(朝)をデッドボールで出塁させ、義塾は満塁のピンチを迎える。最後は松木にタイムリーヒットを打たれ、再逆転されてサヨナラ負けとなった。

明日のチケットも販売中!

明日行われる早慶戦2試合目のチケットが現在販売中だ。内野席は指定席となっており、当日14時までチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで販売されている。前売りチケットは販売枚数が上限に達すると販売終了となるので、内野席で応援したい場合は早めに購入しよう。

外野席は自由席で当日販売となっている。

観戦に行く人はこちらの注意事項をよく読み、感染症対策をしっかりして、義塾野球部を応援しよう!

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