今回は、ケンブリッジ研修特集の第2回目です。昨年とおととしに参加した学生2人にインタビューを行い、それぞれに違った視点から率直な感想や意見を述べてくれています。前回はプログラムの意義や授業内容などをご紹介しましたが、それと比較して今回の特集では実際に何ができ、プログラムを通して何を得ることができたかなどを詳しく知ることができます。興味のある方、参加しようと思っている方などは、双方を比較して読んで頂くと、一段とプログラムへの理解が深まると思いますよ!


(1) 全体の感想
  授業からは、大学の学部で勉強していること以外の教養や知識を得ることができました。特にイギリス人からの視点で見ることができたのは、非常に意義があったと思います。授業で課せられた3回のエッセイはとても大変でしたが、内容を自分なりに消化することができたと思います。また、授業のフォローとしてのディスカッションや課外活動を通して、ケンブリッジの学生であるTAの人達とも親しくなれました。当初想像していた以上に英語で考え、英語を使う忙しい毎日でしたが、それによってEnglandを大いに楽しむことができ、非常に充実した研修だったと思います。
(2) ケンブリッジプログラムで得たもの
 研修を通して、周囲の世界に対するよりオープンな視点や教養を持つきっかけを得たことにより、それらにさらなる興味を抱くことができました。また、イギリス、特にケンブリッジに対して愛着を抱くようになりました。さらに、人間関係やtime&moneyの管理に対するコツをつかむことができたのではないかと思います。あとは、日々の課題や課外活動が目白押しで興味がどんどん沸くのは嬉しいのですが、それだけにやはり非常に忙しいので、健康管理をしっかり行うクセがついたと思います。また、元々世界中を旅行したいと思っていましたが、研修を通じて旅の良さを知ることができたことで、一層強くそう思うようになりました。
(3) 印象に残った場所やイベントなど具体的にお願いします。
 ケンブリッジの街中に点在している数々の校舎は、14世紀から存続しているものもあり、中まで入って見学できたのでとても印象に残っています。アクティビティーでは、puntingといってCam川にてボートを漕ぐものがありました。それで隣町までcream tea(cake+tea)をしに行ったのですが、なんと予定の3倍以上の時間がかかってしまいました。おかげで翌日はひどい筋肉痛になりましたが、 paddlingの名人になれましたよ!Stratfordへシェークスピアの劇を、Londonへはミュージカルを見に行きましたが、劇場の建物の凝った造りは圧巻で驚いてしまいました。あとは、緑の広い芝生で女の子みんなでへとへとになるまでサッカーをしたことや、映画鑑賞をしたこと、夕方にアニメを見にテレビの前にみんなで集まったことなどが印象に残っています。
(4) 小話
 TAと参加した学生との恋愛ネタなどが持ち上がっていて、面白かったです。あとはやはり、上記でも述べたようにpuntingが一番思い出に残っていますね。結局、私たちのチームは帰ってくるのが一番ビリでした。行きの途中で、予定の1時間半を大幅に過ぎたあたりから何度も諦めようと思いましたが、最後までがんばってからありつけた紅茶は、もう感動の一言です!ちなみにCam川では泳いでる人もいたり、彼氏が漕いで彼女が優雅にワインを飲んていたりするボートもあって、その風景がとても面白かったです。川は幅が狭かったので、私達は他のボートや岸に何度もぶつかったりしていたのですが・・・。
(5) 改善してほしいところ
 プログラム自体への不満はほとんどないのですが、機内持込みのサイズの限定を知らないでその場で持ち込めないと言われて焦ったりしたので、そういった細かい情報も前もってきちんと教えて欲しかったです。また、滞在中には町の図書館でカードを作って貸し出し制度を利用できるのですが、司書によってかなり対応が違ってすんなり貸し出してくれなかったりもするので、そこを統一してスムーズに利用できるようにして欲しかったなと思います。
(6) その他付け加えたいこと、HP情報など。
 何にでも積極的にトライし、思う存分この機会を満喫することがベストだと思います。それにはやはり、お金は十分持っていきましょう!楽しむためにはお金が必要です。「十分」=大金というわけではなく、自分の目標に見合う分は必要だということです。けれども街全体がとても素敵なので、お金をかけずとも忙しい合間をぬってのんびりと街中を散策するだけでもとっても楽しいですよ!