28日(火)3限θ館で、元総合政策学部長・井関利明氏が「総合政策学から政策情報学へ」をテーマに講演をおこなった。


「プロジェクト総合講座A」の授業の一環として行われたもので、井関氏によるSFCでの講演は、2000年の3月に総合政策学部教授を退職してから初めてとなる。
 講演では、現在のSFCの学生の熱意の低下、2つの学部がうまくかみあってないこと、総合政策学部の総合という言葉のあいまいさがもたらす不利益、15のクラスターへ細分化することへの反論など、随所に現在のSFCへの批判がみられた。
 白熱の講演の末、井関氏は再びSFCを訪れ講演を行うことを宣言した。
 なお、この講義の模様は上記のWEB上にアップされる予定。
 《プロフィール紹介》
 【井関利明(いぜき・としあき)氏】
 1959年、慶應義塾大学経済学部卒業、64年、同大学院社会学研究科博士課程修了。64~66年、米国イリノイ大学留学。1966年、慶應義塾大学産業研究所所員。71年、同文学部教授。1974~1975年、米国イリノイ大学社会学部客員準教授。79年、慶應義塾大学文学部教授(人間科学専攻)。90年、同総合政策学部教授。95-96年は同学部長。2000年より千葉商科大学政策情報学部長。専攻分野は、行動科学、科学方法論、ソーシャル・マーケティング、ライフスタイル論、政策論。著書は「生活起点発想とマーケティング革新」他、多数。