好きな事は、色々な人と出会い、話をする事。それもどんな媒体を介するよりも、対面が一番だと思っている。
SFCで、たくさんの人と出会ってきた。世の中に「普通」の人なんていないけれど、ここSFCでは特にそれを感じる。一人一人が個性的で、輝いていて、自分に誇りを持っている。さらに、みんなつながっている。新しく知り合った相手でも、5分話したら共通の知人が見つかった!なんて経験、一度や二度どころではない。
しかし、知り合いであるにも関わらず、どこかクールでお互いのやっている事に無関心な学生が多いように感じる。全体としての一体感に欠けているのではないだろうか。

慶應生 or SFC生?

SFCに通う学生を、SFCに所属している意識が強い「SFC生」と、SFCよりは慶應に所属している意識が強い「慶應生」の2タイプに分けてみる。残留を頻繁にする人、授業もないのに学校に来てしまう人、天気がいいと思わずカモってしまう人には「SFC生」が多い。反対に、一週間にSFCに来る日よりも来ない日の方が多い人、授業(しかもグルワがないもの)が終わるとすぐに帰る人には「慶應生」が多い。
 私は間違いなく前者だ。残留はほとんどしないものの、授業がオフの日でも気づけば結局SFCに来ている事がよくあるし、終バス・終電の時間はもちろん暗記している。
 そんな自分は「慶應生」ではなく「SFC生」だなとつくづく感じる。私にとって、「SFC生」という呼称は本来の「湘南藤沢キャンパスに通う学生」という略称を越え、慶応大学の一部というよりは“SFC大学”という個体を感じさせるものになっている。
 では、SFCを構成しているのは、「SFC好きのSFC生」だけなのか。いや、そうではない。もちろん、自分を「慶應生」だと認識しているSFCに通う学生もSFCの一員だ。都心からも最寄の駅からも遠く離れた「湘南藤沢キャンパス」。しかも他の学部とは違い、4年間一つのキャンパスに留まる。
 こうした環境の中にいるのだから、もう少しSFCに通う学生の中で「SFC生」としての仲間意識、全体としての意識共有の動きが生まれてもいいのではないかと思う。

表面的なつながり

実際に、今のSFCにはそのような動きが少ない。例えば、SFCにはオープンに、誰でも見られるような総合情報ポータルサイトが存在していない。(この部分に関する話は、次回以降にする予定)。
 他の多くの大学では、学生が自発的に作った非公式なオンラインポータルが存在する。
 ・東大ポータルサイト Akamon.net
 ・早稲田リンクス
 ・立教スタイル
 ・kyoto-u.com
 ・J-station
 ・KEIOジャーナル
 (慶應にも、三田・日吉キャンパスの情報を中心としたポータルサイトがある)
 また、昨年のSFC卒業生パーティー「Take Off Rally2003」が、参加人数の不足で取りやめになりそうになるなど、イベントへの参加や関心も年々下がり気味だ。
 確かにSFCに忙しい人は多い。だが、会話が「キャッチボール」であるように、SFC生同志が互いにもっと「キャッチボール」してみてもいいと思う。
 「キャッチボール」というきっかけから、SFC生の“つながり”は生まれるはずだ。
(次回へ続く)
※このコラムは、SFCのつながりをもっと大切にしたい!という想いを、springの視点から書かせていただく4回連載です。 これを読んで共感するところや反論したいところなどがあれば、ぜひ聞かせてください。
 ⇒http://web11.sfc.keio.ac.jp/~t01180ao/mt/

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