今回はフランス・ローヌアルプ地方にあるフランス第二の都市、リヨンからこの地の自転車事情をお送りします。
 リヨンはソーヌ川とローヌ川の合流する地点に位置しており、レストランを3つの星で評価したミシュランも生まれた美食の街として知られています。世界遺産にも登録されている古い町並みが広く残る旧市街地では、バカンスのこの時期でもフランス国内からの観光客を多く見かけます。


 さて、フランスでポピュラーなスポーツといえば今年100周年を迎えたツールドフランス(Tour de France)に代表される自転車競技があげられます。
 ツールドフランスは7月に約3週間かけてフランスをぐるりとまわるいわば自転車のマラソンです。ヨーロッパ内外から多くの自転車チームが参加し、全日テレビ中継され、市民は道端に出て応援します。この競技が途中中止などもはさみながら続いてきたのには、小さいころから自転車に親しむ風土がきいているようです。
 バカンスのこの時期には車の後ろに親子の自転車を積んだ車をよくみかけますし、何より大都市の街中の道路には自転車専用線があるのです。リヨンでは、横断歩道ならぬ横断自転車道もきちんと路面にかかれており、それも自転車の軌道にあわせ、車道や歩道からははずれて湾曲していたりします。ものすごいスピードで自転車道をとばしていく人をみるとその白線の形になるほどなぁと感心させられる自転車道です。
 通っていく自転車はスポーツタイプから折りたたみ式のもの、いわゆるママチャリまで色々と目にすることができます。ローヌ川のほとりには数キロのサイクリング、マラソンコースが設けてあり、一日を通して自転車に乗った人を見られます。また、地方地方にサッカーやテニスなどのスポーツをするクラブに並んで自転車クラブがあり、幼いときから楽しく自転車に触れられるようになっているようです。
 今年の夏、ヨーロッパでは酷暑が続いていて、街を昼間に歩いていると、思わずむっつりと前を睨んで歩いてしまうのですが、自転車からすれ違いざまに颯爽と「Bonjour」と言われると肩の力が抜ける感じがします。日本ではまだ梅雨明けではない!?などと言われているようですがフランスではあともう少し、この夏が続くようです。 私はこれからパリに向かいます。パリでは観光客向けに貸し自転車があるのでそれに乗って街を廻ろうと考えています。日本も自転車で颯爽と行動できるくらいの夏がこれからくるといいですね。
 では、Au revoir!
(神垣さやか 環境情報学部3年)
「自転車を、SFCを、もっと楽しく」 サイクルK
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