今年で8回目を迎えるSFC Open Research Forum 2003(ORF2003)が、20日(木)-21日(金)に六本木ヒルズ森タワーで開催される。


 今年度のメインテーマは「天地共生:ユビキタス社会のかたち」。8つのトラックに基づいたパネルディスカッション、研究者・学生たちによるセッション、展示・デモンストレーションが行われる。また当日の併催イベントとしては、3回目を迎えた「Digital Art Awards 2003」、SFCにおける13の先端研究テーマに基づいた論文発表セッション大会「湘南藤沢学会・第2回研究論文発表大会」、そして産学連携が新産業を創出できるかをSFC研究スタッフと外部専門家で議論する「SFCフォーラム」が予定されている。
 ORFがキャンパス外で開催されるのは今年が初めて。内容としては、2日間では回りきれないほどの企画が用意されている。村井純環境情報学部教授と坂村健東京大学大学院情報学環教授の対談、澁川雅俊環境情報学部教授のHUMIプロジェクトによる「デジタル奈良絵本データベース」の検索デモンストレーション、清水浩環境情報学部教授のEliicaプロジェクトによるEliicaの5分の1モデルの展示、冨田勝環境情報学部教授のe-Neuronプロジェクトによる神経細胞のシミュレーションなど、合計で67の展示・デモンストレーションと20のセッションプログラムが用意されている。14年目を迎えて、なお先端を走り続けるSFCの今をとらえるのに絶好の機会であるといえよう。
 SFC CLIPでは次週、ORF2003開催当日の模様を詳しく伝える。