1日(木)2限、κ23にて、加藤秀樹・総合政策学部特別招聘教授の担当する「政策デザイン論A」のゲストレクチャーとして元郵政大臣・野田聖子衆議院議員が講演を行った。


 1時間あまりの講演で、野田氏は、年金未納問題の混乱によってさらに失われた国会議員の信頼回復への道のりの険しさを率直に述べ、国会議員の仕事が国民の目に見えるような形に国会を改革をする必要性を切に語った。
 また、野田氏が政策立案に深く携わっている、夫婦別姓問題、発達障害問題、カジノ解禁などの個別問題について、当事者らしい視点で、次々と身近な事例を挙げながら語った。
 30分以上取られた質疑応答時には、参院選前ともあって選挙に関するものから、カジノ問題、自民党内の派閥の現状、政界再編など多岐にわたる質問が授業時間一杯まで次々と寄せられた。
 講演後も学生を交えての情報交換を行った野田氏はSFC CLIPに対して、「非常に刺激になった、いい空気を吸わせてもらった。皆さんも是非政治に関心をもって欲しい。講演を通して永田町に少しでも関心を持ってもらえれば非常に嬉しい」と語り、加藤教授は「政治とは生活デザインであり、学生にさらなる関心をもって欲しい」とそれぞれ語った。