最近、めっきり秋になった岩手県葛巻町「森と風のがっこう」からお届けしているコラムも、今回で2回目。こちらは先日、ついにストーブが登場!もう半 袖なんて着ていられません。


 さてさて、そんな中、カフェの方も進んでいます。今回のカフェの設計、建築担当は光風林さん。詳しくはhttp://koufurin.com/をみていただきたいのですが、これがまたとってもおもしろい方々。図面を引くところから釘を打つとこまで全てを3人でこなす。
 スーパー建築集団。住む人、そして建てる場所の周辺環境を考えた自然住宅、持続可能な家づくりを手がけている。住まい手を一番に考えた設計をしていることは、現場に入っても、夜中に図面をひき直していることからわかる。そして今回のカフェの完成図が下である。なんだか宮崎駿の作品にでてくる少女が駆け出してきそうな雰囲気じゃあないですか?!

そして、そのお手伝いをしているのが私を含めた素人集団。はじめのお手伝いは日干しレンガづくり。煙突に使うレンガを、手でなんと450個!作り方は、粘土土・砂・水・砂利・麦わら・石灰を混ぜて、とにかく踏む、踏む、踏む。そして手作りの型にはめて、コテで平らにし、型からはずして1週間ほど天日で干す。これだけの材料でも、出来上がってみるとかなり堅いレンガができる。うう、19歳の発言とは認めたくはないが、普段運動不足の私はもちろん筋 肉痛…ってか腰が痛いです(+_+)でもコテで平らにする作業はハマりました。なかなかうまくいかないんですよね、これが。

次のお手伝いは、屋根に使う木材をノミで削る作業。いやぁ、私なんか初めてノミを触るってのに、いいんですか?って作業をやらせてくれるのだ。その分緊張も倍増!木って一度削ると失敗してもやり直せないし、ノミにも慣れてないし…久しぶりにこんなに緊張しました。出来上がりは…まあ、初めてにしては上出来ではないでしょうか(自分で言っておきます)この木材はほとんど廃材を使っているので、以前使われたときに大工さんが削った跡があるのですが、さすが職人。面が木目に負けずに平らできれいなんですな、私もまだまだです。というか、こんなんで家って建つのか?とちょっとびっくりです。
 作業以外にも、ここにはおもしろいことがたくさんありました。毎月1回子供たちを呼んで開かれる「子供オープンデー」常連の子供たちが、自分たちで計画し、友達を連れてお泊まりをしにきてくれました。んでんで、地域に伝わる伝統芸能の「きつねおどり」をたき火を囲んで踊ってくれるんですよ。かわいいんですよね、その衣装が。それから毎度毎度の食事も美味しいんです♪ここで採れた新鮮な野菜と生みたて卵、薪を燃料としたアースオーブンで焼いたピザを食べれることも。自然の恵みをカラダいっぱい受けております!(そして、ちょっと太り気味)

今月中には棟上げ(もちまきです…えへへ)、そして9月中旬には完成する予定(あくまでも予定)だそうです。これからは、東京の大学生なんかも参加する予定なので、建築に興味がある人、東京の暑さから逃げたい人…岩手まで遊びにきてみてください!