先週号のSFC CLIPで佐藤雅彦研究室の「日本のスイッチ」のグッドデザイン賞受賞についてお伝えしたが、これについて佐藤雅彦環境情報学部教授から以下のコメントが寄せられた。


 「『日本のスイッチ』は、5年前の大学院での私の講義が大元で、それを研究会と研究室で具体的に育てたという、純粋にSFC発のプロジェクトです。携帯電話を電話としてではなく、自分の意見を提示する装置として使い、主体的に社会との関わり合いを持ってもらうという事が目的なので、そのための画面や紙面のデザインには、研究生ともどもみんなで、とても注力しました。今回の賞は、そこが評価され、嬉しいというよりほっとしました。まだまだ、ずっと続きますので、皆さんも是非、参加してみてください。時事問題に強くなりますよ」
 「日本のスイッチ」は佐藤雅彦研究室と毎日新聞社との共同企画で、新聞と携帯電話を使った調査システム。新聞の企画としてグッドデザイン賞を受賞したのは初めて。